Photoshopでオブジェクトを数値指定で動かす方法(・∀・)

======= もくじ =======

私はよく、こういうものを作ります。自分用のこともありますしオーダーされることもあります。

このサイズだと、ガイドの青い線の間隔は12mm。A4タテに、ヨコ16こ入ってます。

ちなみにタテは23行。1枚に368こ、アイテムが入ります。

これ、いっこいっこ、所定の位置に並べるの、見るからに大変だと思いませんか。

じっさい、手で並べるとめっちゃたいへんです(・x・;

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単純苦行

目標をセンターに入れてスイッチ

目標をセンターに入れてスイッチ

目標を

じゃないですが、こうやってオブジェクトを並べてるとそういう気分になります(笑)。

単純作業だけど苦行。

だいたいのやりかたは、手動の場合、

並べたいオブジェクトの入ったレイヤーを選択→移動先の枠を範囲選択→そこに移動で上下中心・左右中心で持っていく

のが基本でした。

でも、これだと1つ動かすたびに範囲選択をしなおさないといけなくて、ksめんどくさいです。

なので、複数のレイヤーをまとめて選択して一気に同じ場所まで持ってって、隣や下へはドラッグで移動させたりもしてました。

当然ながら、正確さには欠けます。

こんなふうにずれるのはまあ、shiftキー押しながらドラッグすることで水平ないし垂直が保てるのでただのミスですが、それにしてもいっこずつ手で動かすのはたいへんです。

ただ動かすだけでもたいへんですが、そのうちレイヤーがとんでもない数になってくるので、重さがとんでもなくなってですね。

動かしたくても描画がついてこない

とか

動かしたつもりだったのに微妙なタイミングのズレで動かしたことにならなかった

とか

⊂⌒~⊃。Д。)⊃

ってなることがいろいろとあってですね。

ていうかなんでこんな文明の利器をアナログな使い方せねばならんのだ、ピクセル数でもミリでもインチでも、数値指定で動かさせろやヽ(`Д´)ノ

と、ずっと思ってました。

 

できるんです(・x・)

 

とってもかんたんに。

もう手動で動かさなくてだいじょうぶ!

数値指定で移動させる方法

ではさっそく、やりかたです。

動かしたいレイヤーを選ぶ

この、じつは2枚重なってる「薬研のコピー」のレイヤーを、15mm下へ移動させようと思います。

まず、動かしたいレイヤーをクリックして選択。

ctrl+Tもしくは「自由変形」

じつはここが罠です。

移動なのに「変形」を使うのです。

ショートカットに慣れてる方はctrl+T、そうじゃなければ「編集」のプルダウンから「自由変形」を選びます。

と、選択されている部分のデータが範囲指定された状態になります。

左上に入力ボックスがあるよ!

画面の左上に、現在使用中の機能のオプションが表示されてます。

これは、自由変形のオプション。

この左上。

ここが、移動数値指定ボックスです(>_<)/

数学でむかしやったやつです。XがヨコでYがタテです!

相対値モードにする

さて、この数値、初期値は絶対値。画像の左上スミからの距離になってます。

今ある位置からどのくらい動かしたいか考えて、現在位置に足したり引いたりして数値を入れることもできますが、そんなめんどくさいことやってられません。

そこで。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが。

XとYの間の、さんかく△をクリックします。

すると、そこが押された状態になって、数値が0.00-0.00に(・∀・)

今いるポイントが0扱いになりました(・∀・)

これで、相対値(現在の位置から動かしたり距離)の数値指定ができます。

そして。

フォトショがえらいのはここw

動かしたい数値を指定する

さっきの続きです。

私はこの1列ぶんを15mm下へさげたいので、Yのところに、

15

mm

と入力しちゃいます。

初期値がピクセルだからといって、ピクセルで計算なんかしなくてよいのです。

pixの部分はぺぺっと消します。

そうすると、上の画像のとおり、ほんとに15mm動くのです(・x・)

試したことないですけどタテはミリヨコはインチとか、そういう指定も絶対できるw

確定する

自由変形のひと手間必要なところはここです。

これだけではまだ変形はプレビューみたいな段階なので、

右の方にある

まるばつの、まるを押すと変形が確定します。

いろいろと応用

手順はたったのこれだけです。

タテとヨコ同時に移動もできます。

そのほか、

複数指定

この、表示してみたら3行の薬研にもろかぶりしてた3行の鶴をまとめて3行下へ動かすことも、3行まとめて選択してctrl+T、そしてこのデータの場合1行15mmなので3行ぶん45mmと入力すると、

すぱっ(・∀・)

マイナス指定

こんなふうに、下にあるのを上へ詰めたい時は、

下がプラスなんですから、

マイナスで入れれば

しゅぱっ(・∀・)

 

人間よりプログラムのほうが正確(・∀・)

これを覚えてから、作業にかかる時間が半分以下に減りました。

いやーたすかった(;・∀・)

もっと早く調べて発見しろよと思わないでもないですが(笑)

 

手間がかからない以上に、最大のメリットは

 

正確だということ

 

人間が目分量でやるより断然数値指定で設置したほうが狂いがありません。

楽して正確なんて、いいことだらけです(・∀・)

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