======= もくじ =======
久々に(いちおうの)主人公登場のあんステエクストラステージ。
大千秋楽(大、というほど正直公演数なかったと思うけど)ライビュを観劇しました。
終演後の感想
次の発表なかった(・x・)
そして、映画館を出る観客の会話がのきなみ「次の発表なかったねー」だった件。
とてもとても正直に言って。
私Switchって実装当時ちょっと推してました。というか夏目の中の人がけっこう好きなのでね。イベあるとわりとがんばったりもしてたものです。後発ということもあって、ほぼカードは揃ってます。
でも、中の人に文句はないけど残り二人のキャラづけがどうにも好きになれなくて、カラーリング的にも白と黄緑と黄色っていう、なんかインパクトのない衣装だし、最近ではもう、うん、まあ(・x・)ぐらいに思ってて。
さらにいうと、ステフェス後の2本は、猪野くんと小南くんのおかげでいちおうは楽しめるものにはなってたものの根本的なシナリオと、あと、こっちは好みの問題かもしれませんがライブ部分の振付が私はかなり受け付けなくて。マリオネットの時はValが特異な感じにしなくちゃいけないからほかの人に頼んだせいかなと思ってたら結局そのまま続投で、ナマで観た時は小南くんの色気でごまかせてたD*Rのライブシーンの振りも、円盤で観たらうへーってなって、事前にスタッフは確認はしてないけどたぶん今回もあの人なんだろうなあ、やだなあ、と思ったというのも。
だから、出演者にはほんとに申し訳ないんですけども、ライビュをとったのは「シリーズここまで全部観てきてるからいちおう観とこう」に上乗せドンで「大千秋楽なら次回作の発表があるだろう」でした。予告見るためにライビュ料金払った・・・というのは言い過ぎだけど、4割ぐらいはそれにお金払ったと思う。
そしたら、次回作の発表がなかった(・x・)
そして、自分を含めライビュに来てた子たちみんなそこにしか言及してなかった。
なんかもうこれが、全てを表してると思います。
シナリオは最近3作では一番まとも
シナリオは、1幕が宵待ち桜+1年前の英智による粛清のごく一部、身も蓋もない言い方をしてしまうと今回の出演者が演じられる部分(・x・)のみをちょろちょろっとピックアップしてさしこんで、アニメでやったからいいと思ってんですかね、どう見てもそこんとこは初見の観客がいたらまったく理解できないだろうという切り貼りのダイジェストでしたし、つむぎがその粛清の中でどんな役回りを演じたか、夏目がどんなふうに傷つけられたかが一切描かれない(そりゃ5奇人も旧fineも夏目とつむぎしか出てないから表現できないのは当然だけど)くせに「先輩のせいデショ」とか「しばらく一緒にいてあげるヨ」なんかのSwitch結成の遠因になったと思われる証拠焼却シーンのとこだけやったりとか、非常に雑でしたが夏目とTrickstarの面々との関わりとTrickstar結成への道のりをいちおうひととおり出して、2幕がプレアデス。(前回地下ライブハウスで千秋が歌ってた、あの毒にも薬にもならなそうな平凡なアイドル曲「なんにだってーなれーるさー」をのちのTrickstarが金星杯で歌ってて、あれが学園支給の共通曲だったこともわかってちょっとそこは芸が細かったw)
基本、ストーリーのメインは2幕はSwitchに絞ってあって、そもそもの夏目とつむぎのすれちがい部分がカットされてたという、大事なとこはみんな知ってるよね出さなくても想像で補えるよねな前提ではありましたが、1幕で宵待ち桜を回想していっそう結束を深めたTrickstarが友達としてSwitchの力になりたい、と持っていった流れもいちおうそれほどは矛盾はなく、相変わらず細部は雑ではありましたが、おまけのRa*bitsも、なずなとしののん友ちんは過去編でもいちおうの出番があり2幕では満が宙と仲がいいのでそれにくっついて出てくる形で、あちこちの登場シーンにも違和感はあまりなく。ライブシーンも過去2作のようなとってつけてむりやり出番を作りました感もなくつくってあって、去年から今年のあんステ3作の中では、一番まともに構成されてたと思います。
まあ、前述した過去部分の5奇人と英智による粛清まわりの描き方が雑もいいところなのと、宙の共感覚設定の説明を一切しなかったというかその設定をなかったことにしたのはいかがなものかと思いますが(・x・)だってあれがないと「ししょーはセンパイに話を聞いてほしそうにしてたのにナー」等の、人の感情が色で見える宙ならではの視点から出てきたはずのせりふがただたんに宙はわかってる頭のいい子でつむぎとかが鈍くて馬鹿だから気がつかなかっただけ、になっちゃうじゃないですか(・x・)
でも、大きく言うとそのへんぐらいで、あとはまあ、全体にちゃんとまとめてあったと思います。
決して、よくできていた、とは言いませんけども(・x・)
それと、ちゃんとまとめてあることとストーリーがおもしろくできてるかどうかも、また別の話なんだよねー。
まあ、そもそもの原作であるプレアデスじたいほとんど起伏のない話だし、春待ち桜だって「1年前の春に桜の下で4人が集まったタイミングが1度だけあった」「その後金星杯で4人で一緒にステージに立った」しかないですからね。しょうがない面もあるとは思います。
演技の話
とりすたってあんなギャグ集団だっけ(・x・)
なんか、そこにからまない真緒はともかくTrickstar残り3人のキャラブレ感がすごかった。
そもそも本編にはない、北斗の、持ち合わせてなかった柔軟さを会得したことを表現するための「なんでやねん」と漫才は、当時のあんステのあの流れの中では表現ツールとして意味はあったと思うんですけども。
なんかその「なんでやねん」にツッコミのはずなんだけどボケになっちゃうという「ステで作られた北斗」をさらに拡大解釈してスバルとうっきーとで漫才ショーをすることで、どうにかこうにかステージ全体のテンションをあげようとしてた。
ような。
それはそれでまあ、つまんなくはないんですけども。でも芸人見にきてんじゃないんだからえんえん同じギャグやってるの見せられてもねえ、というきもち。
まあ、わりと主人公ってそういうことが多いですが、脇キャラとちがって主人公っていうだけで立ち位置があるからキャラというかグループとしての作り込みがじつはそもそもできてないのかもしれません。今回はとくに2幕では脇役だったのでもう見せられる部分が芸しかなかったのかも。
今回初登場のSwitchは、木津くんの夏目はさすがで、お泊り会に怒ってるとことかすげえよかったww笑ったwwwwし、ほかのふたりもそれなりにちゃんとキャラになってたと思います。宙は、前述のように共感覚設定を消されちゃったのでただの頭のおかしい子になっちゃってましたが、どこにもキャラを説明も紹介するシーンもなかったふわふわした立ち位置のわりに世古口くんはがんばってそれなりに演じてたと思います。
あと、メンツ全員の中でキャラ的にいちばんというか唯一カテコで泣きそうなつむぎ役の工藤くんがほんとに唯一カテコで泣いちゃったのがかわいかったww 身長いちばんでっかいのにwww
それと、これは演技とはちょっとちがいますが。
宮崎湧きみはいつになったらカテコ挨拶がまともにできるようになるんだwwwwwwwwww やるのわかってんだからもっと練習しときなさいwww いつもいつもいつもいつもまったくもうwwwwwwww
次は。
さて、くりかえしますが、一番コアな観客層に今後の予定が伝えられる、ライビュもある大千秋楽で、次回作の発表がありませんでした。
しかも、大千秋楽今まで必ずのお約束だった、しんぎんしゃいん2回めもなかった。
2回めってことは2回め以後のカーテンコールでやるわけなので、マリオネットやD*Rの時もそうでしたけど、そもそもここで終演ですっていう区切りもあいまいでそこにだらだらっとキャストが出てきてしんぎんしゃいんにつなぐというあのもやっとした流れでもないわけで。ダブルカーテンコールありがとうございます!と言いつつ2回めをやらない、というのは、なにかすごく制作サイドの意志を感じました。
いちおう、スクリーンごしで見てた感じ、とくに熱狂もなく、でも千秋楽だしお約束だから、ぐらいの感じの温度感でスタンディングオベーションはありましたけど、キャストにも、たとえばステフェスの楽の時みたいな、今日でラストだ!もう全部出すぞ!!!みたいな熱はなかったような気がします。
2回めだか3回めだかのカーテンコールで小沢れんれんがたしかKnightsだったと思うんですけど、ほかのユニットに言及してやつらに今日の俺たちを見せてやりたいだったか、すいませんほんっっっとにこっちも熱うすかったんで正確に覚えてない上に、直後に大慌てで「そういう(そのユニットが登場する新作の)予定があるわけじゃないから!!!」って必死な感じで否定してたほうが印象強かったので覚えてないんですけども、そのユニットの出る新作があるわけじゃない、って発言した上に、ええと一段落だったと思うんですが「しばらく(あんステは)お休み」という意味合いの発言もぽろっと言ってて(あれも、たぶんゆっちゃいけないことじゃなかったのかなあ)、なんかほんとに、あんステもう当分次なさそうなけはい(・x・)
でもねえ、ぶっちゃけ、ほんっっとに、マリオネットもD*Rも、舞台としてはできよくなかったからね(・x・)
ステフェスでの物販がらみのあれこれとかしののんのサイレントキャス変とか某キャストの「なめんな」炎上とか、ステフェス後のあんステは正直いいとこなかったんで、さすがに見放されてもしょうがないし、そこに持ってくるのがアプリでも実装が遅くて派手さも強い個性もないSwitchじゃ巻き返しは難しかったかと。思えば、アニメがやけにしつこくSwitchと夏目をクローズアップしてたのも、もしかしたら多少はステへつなげたい思惑とかあったのかなあ。Knightsとかガン無視のくせにめちゃくちゃSwitch推してるのこれなに?って思ってたものですが。まあ、これは邪推。
じっさい、アプリのほうも終わるっていうか今までのあんスタは以後一切新規イベントの追加なし、過去イベのカードだけは集めたければ勝手にやれば、的な見捨てられたアプリになるタイミングです。
後継アプリは夢ノ咲学園ではなくなんとかビルっつー芸能事務所が3つ入ったビルが舞台で、3年生たちの卒業後各ユニットがそれぞれその3つの事務所のどれかに所属してお互いライバルとして競い合うんだかなんだかそんな感じのアプリになるらしく。
つまり、今までの学内編的な内容はすべて過去のものとされる模様。
新アプリの配信開始日も発表になりました。私は今のところぴくりともしないんですが新規追加になる2ユニットがあって、公式は現状その2ユニットをガンガン推してるようです。ユニットソングCDもサービスインさえしてないうちから発売が発表されました。
あんスタの卒業直後の設定なのかさらに数年後の設定なのかよく知りませんが(発表されてるかどうかも知りませんが)とりあえず、今後はTrickstarではなくその2ユニットのライバル関係を軸に、脇役として旧アプリの登場人物がちょろちょろっと出てくるような感じでストーリーを作っていくのではないかと思います。
じっさい、同じ1年を3回半ぐらいループさせてあちこちにイベントつっこんだもんだからいろいろみちみちになって、もう描ける余白も少なければ追加すればするほど矛盾とか増えて来る感じだったし、たとえ今はなんとかなってても(なってなかったけど)あの作りにしちゃった以上はいつか行き詰まりますからね。仕方ないことです。そもそも最初に設計したときこんなに長続きすると思ってなかったんじゃないかしら。
それでもいちおうサービス終了としてあらたに完全新規のゲームを立ち上げるよりも、TrickstarやKnightsアンデッドといったユニットもいますよ!出てきますよ!!だから見捨てないでね!!!!とアピールすることで少しは残るユーザーが増えるでしょうから、正しい展開だろうと思います。リズムゲーなので旧キャラたちのユニットソングという既存の資産を使ってコンテンツに厚みも出せますし。
となると、ステも、今ではまともに作ると30人からキャスト出さなくちゃいけなくなるし、それぞれのライブを入れるの構成つらそうとかキャストの予算すごそうみたいな今までの流れの延長で作るより、新あんステのその新ユニット2つをメインにした新しいあんステをやるのかなあ、と思います。だかられんれんも、つい口はすべらせちゃったけど「もう次はない」をギリで「とりあえず一段落」ぐらいにおさえるところまでは成功したのかも。
現時点で私はまったくその2ユニットに興味がないので、そこステにされて脇にKnightsとか出されるとつらそう、と思ってますが。まあアプリはじまってもいないし、ただのにぎやかしの脇役であのメンバーのKnightsを出すってほぼなさそうな気がするので(ギャラもったいないよね)それはおいとくとします。
もちろん自分としては推しなのでKnightsが主役のステはもうないのかなあ、たぶんないだろうなあ、と思うとそれはさみしくはありますが。すくなくとも、振付家も初期のままの(今回の振付もほんと生理的に受け付けなかった)、シナリオもきちんと単独で練って作ってあった、名前は同じでも今のシリーズとはちがうExtraStageとしてジャッジメントが先に舞台化されててよかったなーと、とりあえず今のところは思っておこうと思います。