======= もくじ =======
私にできたんだからたぶんほんとに誰でもできる。
ストレッチ適性超絶底辺
私は太っているのと、何よりも凝りがひどくて、できないストレッチが多いです。
とにかく、かたい上に多量の脂肪に阻まれるので各種ポーズがそもそもとれない。
そして、へたに伸ばそうとすると、攣る。
首も、鎖骨も、肩も、上腕も、脇の下も、脇腹も、おなかも、お尻も、腿も、ふくらはぎも、足の裏も、足の指も。
全部攣ります。
なんなら耳の下あたりから足首まで、体側まとめて全部攣ることもあります。
なくほどいたいです。
なんでそんなとこが攣るのwwwとか、そもそもそこって攣る??ありえないでしょ、とか言われますが、
攣るもんは攣るんだよ(・x・)
攣ったことねえやつはだまってろ。
それも、めちゃくちゃ無理なことをやったとか、そういうことじゃなく。
足の指を伸ばそうとしただけで。
ちょっと後ろを向いただけで。
ちょっとそこいらのガードレールに腰ひっかけただけで。
ちょっと床にあるものを座ったままとろうとしただけで。
ちょっと斜め後ろにあるものをとろうと体をひねっただけで。
風呂で体を洗おうとしただけで。
トイレで拭こうとしただけで。
攣るんだよ私は(・x・)
どんな行動も攣るかもしれない可能性を秘めているんだ私の体は。
秘めてなくてええわそんな可能性。
攣ったことのないやつにこの痛さ情けなさがわかるか。
初対面の相手との打ち合わせで椅子に座ったら攣っちゃって痛い顔も攣ったとこケアすることもできなくて笑顔貼り付けた下で泣いてた悲しさがわかるか。
攣らないようにそろーっとそろーーっと生きてる人間の気持ちがわかるか。
あっ(>_<)しまった気をつけてたのにーやっちゃったよこれ攣るぞ(>_<)となってからじわじわと全身に攣ってる痛みが広がっていく、寸刻みに殺されていく絶望がわかるか。
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べつに見せたい男もいないし、引きこもりがミュにハマってファンミにいきたいがために部屋から出た、みたいな美談も見たことがありますが私は推しとのツーショ会とかたぶんないしあってもいかないと思うしいってもそのために痩せようとはたぶん思わないので(そもそも本当の推しは2.5キャラなので中の人は推してるけどそこまで推しじゃない)、べつに痩せたいとは思ってないんですが(・x・)(何もしないでも痩せるなら痩せたいけどそのための努力をはらうほど痩せたいと思ってない)
でも、もうちょっと軽い、攣らない(・x・)身体になりたいなというのはずっと思っていて。
いろいろストレッチをぐぐって、サイトを見たり動画を見たりするわけですが。
どれもこれも。
ハードル高杉(・x・)
「ハイ!キープして!キツイ!ひー!がんばって!」
無駄肉一切なしさわやかマッチョが笑顔でキツイキツイ言ってるポーズができるわけねーだろ(・x・)
そもそもアナタらくらくできると視聴者に反感買うからきついって口で言ってるだけだよね。
「それでは、次は体をひねりまーす^^」
攣ったんだが?死ぬほど痛いんだが?(・x・)
返品できませんか。
「朝起きて最初の、ベッドで誰にでもできるゆるーーーーいストレッチ!
横を向いて寝たまま上の足の膝を90度曲げ、下の足の足首を持ち」
届かねーよヴォケ!(゚Д゚#)ついでに攣ったぞ!
「座ったまま背中を丸めます!息!変にとめないで!!!」
脂肪に圧迫されて呼吸ができねーんだよ!
とめたくてとめてんじゃねえよ(´・ω・`)
と、そんなかんじでいろいろと挫折をしてきました。
とくに私は基本、職場では座りっぱ、家でも座りっぱなので、動画やるのがめんどくさいんですよね。
だって動画って
わざわざ立ち上がって
ヨガマットを敷いて(私はこれを回避するために敷きっぱ)
もしくはベッドまで移動してベッドの上から布団を全部落として(場所がない)
そこに寝っ転がった上で
動画を再生するためにどっかにスマホを置かないといけない
じゃないですか(・x・)
もう、この時点で億劫(・x・)
そして、動画をはじめたらどんなに短くても10分は拘束される。
これもADHD気質高めとしてはけっこう苦痛。
スマホ中毒ではないけど、ながらでほかにもなにかやれないとストレスなんだ。
ゲームだって家では最大スマホ2台+タブレット1台+PCで刀とあんスとぐらぶぶとえふごやってんだ。
ストレッチだけ(しかも大半はできない)30分近く(以上)やらされる動画とか(・x・)
苦痛でしかありません。
しかもやたら大げさで秘密めかした前振りやら自分の宣伝やらぺらぺらぺらぺらしゃべくってばっかりで本番のストレッチにいくまでに15分ぐらいかける動画主もいる。おめーのトークショー見たくて再生してんじゃねーんだ。
そんなに私から一方的に時間を奪うなよ(つД`)だから動画は嫌いなんだ。
というわけで、動画の多くはまず長さを見た時点でアウトです。
比較的ズボラストレッチさんの動画はやれるものも多いし余計なことも言わないか、言っても最後のほうで言う(見るのやめればいい)ので見ることが多いですが、なにせ動画の数どんどん増やしてて同じ目的の動画が何十本とかあってどれが何かわかんなすぎるので全部整理できてないと納得できないアスペ向きじゃありません。ブクマしてあるやつをたまーにやるくらいです。
私は、切実に痩せたい伸ばしたいと思ってるわけではないんですよね。
自分の体なんぞのことより、推しのこと考えてたいし、推しが弟とえっちなことしてる小説書きたいんです。
推しが演技したり歌ったり踊ったりしてる円盤やデータだってほとんど再生してる余裕ないのに、なんでできもしない攣って苦しい思いをする可能性の高いストレッチ動画に30分も1時間も拘束されねばならんのか(・x・)
それだけ本気じゃないならそのまんまでいろよクソデブが、と言われそうですが。
うん、だから今までこのままでいたんです。
でも、時間を奪われたと感じないで、私のこの体でもできるストレッチがあるなら、やりたいんですよ。
限りなく低いけど、向上心はゼロじゃないんです。
そんなストレッチの本があった!
ふと気づくと、「筋力がなくてもできるストレッチ」「筋肉0女子のための筋トレ」などといった、
ゆるーーーーーーくやれますよ、というストレッチ/筋トレ本がだいぶ増えてました。
コロナでおうちでぶくぶくになっちゃったけどそもそも意識は低い、ってひとが増えたんですかね。
そのうちの1冊を試しに買ってみたんですが。
冒頭、いちばん最初のストレッチができなかった。
というかその一番最初に出てくるいちばんかんたんでやさしいストレッチをやるための姿勢が、そもそもとれなかった。
勘弁してください。(作者さんにも監修のひとにも自分にも)
てか最初のゆるーい誰にでもできるストレッチなのになんで床でヨガマットやねん(・x・)
めっちゃハードル高いやん。
というのはあとから思ったこと。
ゆるくてずぼらでなかなかストレッチできない人間としては、
椅子に座ったまま(今現在の位置で)
ほんのちょっとの動きで
かんたんに、かつ効果を実感できる
そんなストレッチをもとめます(・x・)
まあ、今回の本はnot for meだったね!ということでほかの本を試し読み。
そこで見つけたのが、このいしかわひろこさんの「筋肉ゼロでもできるズボラゆるトレ」だったのです。
「筋肉ゼロでもできるズボラゆるトレ」
というわけで毎度前置き長くてすいません。よい本がありましたよ!
この本は、やせるための本ではないです。
裏表紙にもあるように、「不調をラクにする」ためのストレッチがいっぱいのってます。
座ったまんま
ちょっとの動きで
ラクになる
これだよ私の求めてたものは!!!
もちろん立って・座って・寝てとか壁を使ってとかいろんなストレッチはあるんですが、
もう、とりあえず
前半の首と肩と背中のストレッチいくつかだけで
じゅうぶん買う価値ある
と私は思います。
最初にあれこれやったら次の日背中が筋肉痛でめっっっっっっっっちゃ痛くなったけどね!ww
(すぐ解消した)
簡単でわかりやすい=覚えやすい
ほんとに単純なストレッチだし、似たようなストレッチもネットで見たこともないわけじゃないんですが。
この本で見て試したストレッチのほうが、断然リピートします。
最近毎日職場でやってます。
なぜかというと、繰り返しますが簡単で、かつ、そうであることがわかりやすい、つまり、覚えやすいから。
どんなに効果のあるストレッチでも、やろうと思うたびに本を出してきて開いて手を放しても閉じないように重しになるものをさがしたり、電子書籍をスマホの電源入れてリーダーのアイコンをさがして起動して本を開いて該当のページまでスクロールしたりして内容を確認しないとやれないのでは、気軽にやれません。
どんどんめんどくさくなって、最後はやらなくなります。
動画と同じです。
事前のアクションがたくさんあればあるほど、本番のストレッチをやるのはめんどくさくなります。
その点、この本のストレッチはどういうポーズでやるのかがぱっと見てわかるし、
その結果どこがどういうふうに伸びるのかがわかりやすく描いてある。
なので、すぐ覚えます。
そしてもう一度言いますが、座ったままそこにいるままでできるものがかなりある。
覚えれば、あー背中が凝ってきたー、っていうときにわざわざ立ち上がって大の字になれる場所をさがしてスマホ起動してブクマから動画を呼び出して・・・なんてやってないでその場でストレッチができます。なんなら動画ストレッチはじめる前にひととおり終わってます。
やっぱりね、私みたいに意識低いとハードルは低ければ低いほどいいしなんならないに越したことはないのです。
無理なくできるものが多い
ストレッチをやる上でもうひとつの、というかもしかしたらいちばんだいじなこと
無理しないでお手本のとおりにできる。
ここで重要なのは、「お手本のとおりに」というところです。
正確性にこだわりのあるアスペなので、めざすべきものとちがうようにしかできないのはものすごいストレスなんです。
どんなに「このとおりにできなくてもOK」と言われても、だってできるからそういう絵(画)になってんだろ?
どうせできませんよええ!!!!わるうございましたね!!!ヽ(`Д´)ノ
って気持ちになるんですよ。なんでこんなことで劣等感ぶん殴られなくてはならないのか。
いしかわさんのストレッチまんがは、ポーズが簡単なものが多いので、そういうところでつまづきません。
なので当然ながら、ストレッチじたいも無理なくできます。
ポーズの時点で苦しいと、そのあとさらに伸ばすとかそもそも無理、だったりしますしね。
どういうストレッチかがわかりやすい
ストレッチをしたい人にとって大事なこと。
これ、なんのストレッチ?
いしかわさんのストレッチまんがは、それもとてもわかりやすい。
さらに、目線がストレッチをやる側と一緒です。
「ここをストレッチしたいんですね。じゃあやりかたを教えてあげます」じゃなく、
「私はこういう状態になることがあって、そういう時にはこれをやってるよ!」という流れでストレッチがでてきます。
「こういう時あるよね、その時はこれするとラクになるよー」という紹介の仕方なので、求める結果が分かりやすいし、この人も楽になってるのかー、じゃあやってみよう、と思えるのです。
もちろん、監修も入ってますし、全部このひとが考えたものじゃなく、監修のトレーナーさんに教わってるというかそういう企画でどこを伸ばすストレッチにしましょうとか打ち合わせして描いてるんだとは思いますが。
でも、「〇〇筋をのばしましょう」じゃなくて、「背中のここんとこが気持ち悪くてどうにかしたいときのストレッチ」って紹介してくれると、あっそれ!オレもそこのばしたい!!ってなってやる気がより出るんです。
そういうところも、この本は秀逸だと思います。
あんまりないよねこういう構成。
だいたい誰か先生役がいて、その人に主人公(作者)が教えてもらうっていう形式が多いと思う。
ちなみに、ストレッチは基本的に4ページのまんがになってます。
ついったで流す時向けなのかなw
1・2ページめで症状というか状況の提示。
私こうなんだけど、とか、こういうふうにがちがちになることあるよね、みたいな導入。
そこから、そういう時は!ということで、3ページめからがストレッチの紹介。
4ページめが続きとお話の締めです。
この構成が基本全部同じで、ほぼ同じテンポで読んでいける。
奇をてらっていないので、重要なストレッチのところが入ってきやすいです。
実用書というか実用性がキモになるものって、そうあるべきだと思うんだよね。
ゆーちゅーばーの自分語りとか自分褒めとかぐちゃぐちゃつっこまれるとうんざりするのと一緒。
まあ、書籍でそういうのはさすがにほとんどないですが、奇抜な(テンポを外した)ことをして自分(の技術等)をアピールしようとしてないところも、私は好感が持てます。
個人的お気に入りストレッチ
個人的にこの本でお気に入りはアタマのほうにある、
- 深呼吸
- ウンウン
- 胸張り
- 蛇口
の4つ。
私は左腕ががちがちに冷えてて曲げたり上げたりすると激痛はしるので「手を乗せて肩を回す」はできないし、ウンウンのあとのゆらゆらも最初は左腕が痛すぎてできません。
が、そのあと胸張りで背中を開いたり蛇口をひねったりしてあらためてゆらゆらをやろうとすると、多少痛いけどできます。
手を乗せて肩回しはどうやってもむりだけどね!!!wwwww(乗るけど回せない)
いずれちょっとずつほぐれてきてできるようになるといいなー。
そう、明らかに変わってきた、よくなってきた、楽になってる、というのがわかりやすいのもこの本のストレッチの特徴。
正直に言えば本にあるようにどこそこが「あっつい!」とか「ぎゅんぎゅんしてきた!」とかはないんですが。
でも、やってると、あ、なんか流れはじめてる、というのが感じられます。
すっごい凝ってる時にすごーーーーーーく上手なマッサージ師さんに揉んでもらうと、寒気がするほど凝りがほぐれていくのがわかるんですが(ざあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと体液が流れるようになるのでたぶんその速さで寒気がする)、それにちょっと近い感じ。
ほぐれてきてるなー、というのがわりとちゃんとわかる。
私は、であって、万民がそうかはわかんないけどね。
あと、本にはなってないけど(たぶん。今月出た新刊はみてないので収録されてるかどうか不明)
- 二重あご解消の舌トレ
- 肩があがってる時のストレッチ
もお気に入りでよくやってます。
それと、寝る前にがちがちの体をほぐすストレッチも、私は寝てる間に体がかたまって起きるとがちがちなので、
寝る前じゃなくて目が覚めた時に本にあった足のぶらぶらも入れてやってます。
起き上がるのがかなり楽。
有名(?)な壁使ったむくみ取りは、すごく気持ちいいんだけど、うち壁をほとんどラック類でつぶしててね(・x・)
ベッドの足元のとこだけぎりぎりあるんだけど、足あげてもお尻がすごい壁から遠くて、一生懸命にじり寄ってるうちに攣る(・x・)ので数回しかやってません。いつかもっとやれるようになりたい。
「やってみました!」って声を一番多くいただいたのが、この壁を使った脚ストレッチ。
トイレの回数増えるのは私だけかと思ってたけど意外に同志がいたのが嬉しかった〜!!#これでフォロワーさんが増えました pic.twitter.com/dBSx787W1V— いしかわひろこ📖「オトナのがんばらない健康生活」①発売中! (@kumainunews) 2023年4月6日
お試しもできるよ
私は本を電子書籍で買いましたが、じつはほぼ全部を某所で読むことができます。
ふつう、こういう本ってそういうサイトで紹介されててもせいぜいが半分くらいなんですが、
買ってみたらサイトに乗ってないストレッチ1こしかなかったwwwwwww
太っ腹すぎるだろうwww
どこかは伏せます。
お金払いたくないけどストレッチは見たいという場合はがんばってさがしてねw
また、いしかわひろこさんのツイッターアカウントでは毎週1つ、ストレッチやマッサージをアップしてくれてます。
上に書いた二重あご舌トレとか肩ほぐすやつとかはツイートさかのぼってるうちに見つけました。
ツイッター見てるだけでもいろんなストレッチからお灸の方法とかまで教えてもらえるので、最初はフォローしたり過去ツイあさったりして試してみるのもいいかも。