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MEC食がまだMEC食とは呼ばれていなかったころの本。
それだけに、本来の渡辺メソッドの骨子がどこにあるのかがよくわかります。
※以前、旧ブログに掲載していたレビューです。
当時は日記とごちゃまぜでしたのでレビュー部分だけ抜き出して加筆修正しました。
MEC食の登場しない本
この本は、まあ、書いてあることじたいはいつもの渡辺先生の本と一緒です。
そこは予想済みというか、同じことを推奨する本なんだから書いてある内容がそうそう変わるわけもないので、それでいいわけです。
ダイエットのためというか健康のために30回噛んで食べましょう、そうすると体のバランスが整ってきてウェイトオーバーの人は自然とやせますよというお話。
目新しいことはとくにはないので、今までに1冊でも渡辺先生の本を読んでるなら読まなくてもいいかもしれません。
ただ、面白いというか新鮮?なのが、MEC食という言葉が、この本には出てこないのです。
MEC食の概念というか、肉卵チーズを食べるといいですよという話は出てきます。
でもMEC食とは呼ばれてないんですね。
食品の三種の神器っていう書き方でした。
この本は初版2012年。
この時期に渡辺先生が提唱してたのは「カムカムダイエット」。
ここがメインで、まだMEC食は確立してないというか、MEC食という名前をつけて独立させる前だったようですね。
まだMEC食も確立してないからか、肉を食べる習慣のない人は少量でもいいから肉を食事に取り入れることから、とか、チーズがきらいなひとは肉と卵だけでいいとか、卵アレルギーなら肉とチーズだけでいいとか。
肉200チーズ120卵3が厳守すべき最低ラインで、食べられる限りはいくらでももっともっと食べてok(むしろ食え!)というMEC食の(私の)イメージからすると、あれ?なんか案外ゆるい・・・?と思わせる書き方でした。
そこで考えたんですけれど
ということは、です。
渡辺先生が提唱してるダイエット法というか健康法は、大きく分けると2つ。
一つめは、わかりやすいようにカムカムダイエットと命名されてる咀嚼法。
もう片方が、低炭水化物食(の延長にあるMEC食)。
つまり、
まず最初に咀嚼法と低炭水化物食があって、付随するメソッドとしてMEC食が登場した
と考えていいでしょう。
だったらまず、食事の内容は何であれ、30回噛むのを意識してみるとこからはじめてみればいいんじゃないのかな(・・
なんであれ、といっても、基本的に私の食事は肉がメインだし。
ここが、私が一度投げたMEC食を再開できるんじゃ、と思ったポイントでした。
じつはひと口30回噛むと、私はたいてい食事用に盛った量よりだいぶ早く満腹になってしまうんですよね。
食べる量が減るのはいいけど、肉卵チーズも結局、提唱されてる量が食べられない。
なんかそれ本末転倒?っていうか、1日200g120g3こを食べないとMECにならないんだよね?って思って、それがMEC食を続ける微妙な心理的障害になってたんです。
このダイエットを正しく(?)実践できないのであれば、体重だって減らないんじゃないの、だったらやる意味ないんじゃね? っていう。
けど、今回の本を読んだ感じ、そもそもの出発点というか基本が咀嚼法で、低炭水化物なのが一番のポイントっぽい。
MECに関しては、目標というか目安が200g120g3こっていうだけで全部そこまで満たなくてもよさそうなので、そう考えて食べるならもうちょっと気が楽になるんではないでしょうか。
0よりも0.01。
そう思って咀嚼法+低炭水化物+なるべくMECを目指す食生活にシフトチェンジしたところ、半年で5kgほどの減量に当時成功しました。
全量は食べられなかったけど(今でも苦しいですが)この上できちんと(笑)肉200g卵3つチーズ120gを毎日食べてるともうちょっとしっかり減るのかもしれません。