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【レビュー】あんさんぶるスターズ!!Music

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リズムゲー部分はかなり楽しい。

でも、そこ以外の部分は、

たぶんイラチな人にはしぬほど腹立つクソゲー。

湯水のようにじゃぶじゃぶ課金する覚悟があるか、まったりゆっくりやっていくつもりなら、けっこう楽しい。

そんなゲームです。

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あんスタ新アプリ

あんスタことあんさんぶるスターズ!の新しいアプリがリリースされました。

あんさんぶるスターズ!!です。

びっくりマークが1こ多いんですって。

(・x・)

うん、それだけなんだ、すまない。

それなりに売れた「あんスタ」っていう名称を残したかったんだろうけど、なんかもうちょっとさ(・x・)せめてもうちょっとなにかさ(・x・)

そしてこの新アプリ、BasicとMusicの2アプリがあります。

Basicは、旧アプリのコンテンツの上に新アプリと同じ画面デザインと申し訳程度のゲームっぽいものをのっけたもの。「『!』モード」というむりやりなモードがあって、そっちに入るとUIからなにからなにまで旧アプリのガチャとイベント以外の部分が全部格納された裏?エリアがあります。むしろきっとこっちがメイン。

たぶん、ほんとは統合した後継アプリ作りたかったんだろうけど、ナニカに限界があってむりだったんでしょうね。

私は、何年かかけてけっこうがんばって集めたカードが見ようと思えば眺められるのでよかったよかったと思ってますが、ゲームとしては画面を叩き続けるだけの旧アプリをさらに改悪したようなものしか入ってません。

過去の遺産を眺めたい私のような旧ユーザー以外は、よほどリズムゲーが完全に苦手だけどあんスタはやりたい(新作になってからのイベントとカードはMusicと同じものが入手可能)、というひとか、旧アプリの過去イベントを読みたいという人以外はたぶんやらなくていいアプリです。

一方。

Musicのほうは、けっこうというか、かなり楽しいです。

私はもともと嵐推しのKnightsPだし、ステとかライブとかでそれなりにいろんなユニットのユニットソングも聞いてるし、好きな曲もけっこうあるので最初から楽しめてました。

が、これキャラ知らないユニット知らない曲知らない人はどうなんだろう、と思ってたんですよね。

リズムゲーですし、知らない曲を初見でやって楽しいのかな、めんどくさいだけなんじゃね?とか。

そしたら、旧アプリは某コラボではじめたけどあんまり楽しめなくてログボだけになってた友人がMusicはプレイするうちに気に入った曲とユニットが出てきて推しができたらしいので、やっぱりけっこう楽しいんじゃないかと思います。

どのへんが楽しいのか、ついでにどのへんがアレなのかも、ざっくりご紹介。

ライブ

Musicというだけあってメインコンテンツ。

私はほかのリズムゲーをやったことがほとんどないのでほかとの比較はできませんが。

難易度

難易度は4種。モードのほかに相対的な難易度レベルがあって、同じEasyでも5から9だか10ぐらいまで難しさに幅があります。こっちのレベルは共通で、同じ曲をHardに切り替えると6が13になるとか、そういうかんじで難しさが変わります。

Easyモードかつレベルの低めの曲なら初見でもコンボS(ノーミス)とれるし、比較的難しい曲でも、ちょっと練習すればEasyならコンボSとれます。それ以外に得点がありますが、これはデッキに組むカードのステが高ければいい点が出るのでがんばって低レアガチャ回して重ねるか、あちこちでもらうダイヤを集めてガチャ回すとかして強いカードを5枚作ってレベル上げていけばいずれ何も特別なことしなくても毎回得点Sがとれるようになります。

公式の説明によれば、報酬は難易度に関わらず同一だそうなので、難しいリズムゲーを攻略するのが好きなら難易度上げればいいし、たんにクリアだけすればいいならEasyでいい。そのへんの加減をユーザー側ができるので楽かなと思います。

曲数

リリースしたばかりにしては、かなり豊富ではないかなと思います。

最初に用意されてたのが16曲、その後リリース記念として1日1曲で追加された曲が13曲。

さらにエイプリルフールネタで使われたひどいw曲(褒め言葉)と、それを理由にプレイアブル化された教師2人のデュエット曲まで入ってきて、4月上旬現在で31曲遊べます。

現在初イベント中でイベント専用の課題曲があるんですが、これも終わったら通常曲に入るのかしら。

もしそうなら、月に2回ずつイベントがあるそうなので、最低月に2曲追加ということになりますね。

もともとのあんスタで各ユニットのユニットソングシリーズとして2曲入りが3枚ずつ、新曲(と個人ヴォーカル曲その他)つきのアルバムがあって、アニメのエンディングに各ユニット1曲ずつ出てるので、新旧アプリ・アニメ版の主題歌なんかも含めベースにできる資源はそれなりに豊富ではあります。

でもさすがに月2曲ペースだとすぐ使いきっちゃいそうな(・x・)

というか、そのペースでダンスCG作れるのかどのくらい先行で作りためてあるのかがむしろ知りたいけど、とりあえず、これだけ曲に数と幅があればコンテンツ量が足りなくて飽きるということはないと思います。

メンバー

手持ちカードから5人(同じキャラは入れられない)選んで、ライブユニットを組むことができます。そのポジションのメンバーの振りを、選んだキャラが踊ってくれます。

これがね、楽しいんですわ(>ω<)

誰を入れるかも、どの位置に入れるかも自由。

CGには動きだけじゃなく、それぞれオリジナルのキャラらしい表情や仕草がつけてあるので、オリジナルメンバーで組めばちゃんと当人たちらしいステージングになるし、ほんとだったら絶対そんな表情とかポーズとかしないでしょってキャラに踊ってもらってアイドルって大変だねえ(>ω<)みたいな気持ちになるのも非常に楽しいw

ただ、惜しむらくは、オリジナルがあるので、CGもオリジナルメンバーの振付としてしか用意されてません。つまり、Mamなら1人、2winkなら2人しかステージ上に登場しない。デッキは5枚で組むので全カードに経験値は入るけど、ステージに出てくるのはオリジナルの人数のみ。

これはどういうことになるかというと、私のように5人組ユニットが推しだとメンバー全員を見ることができる曲がかなり少なくなっちゃってちょっとさみしい。

逆に、2人3人ユニットが推しだと4人5人あるいはメンバー指定なしのフリー曲(全員登場)だと推しじゃないキャラとステージをすることになるので、それはそれでもやっとしそう。

さらに、アップになって踊ってるのは推しなのに聞こえる声は推しとはぜんぜんちがう声という違和感も。

いちおうこれには解決策(?)が用意してあって、「歌い分け」機能のついている曲には全員の全ポジションぶんの音声データが用意されてます。センターに置けば最初にアップになるし歌い出しが推しの声。これマジ感動する。

振りが変わっちゃうから人数は仕方ないとしても、全曲この歌い分け機能つけてくれないかなあ。当然、そんなことすると登場人物49人だったかな、全員の全曲ぶんの録音しなくちゃいけないわけなのでちょっと現実味はうすいかなあ。やってくれたらマジで神なんだけどw せめて旧アプリの主題歌とかアニメの主題歌とかユニット特定してないやつだけでも(>ω<)

MVモード

もう1つの神機能がこちら。

一度曲をクリアするとMVモードというのが解放されます。

これはなにかというと、リズムゲーをしないでいいモード。

とんでくるノーツを気にしないでゆっくり推しがいろんな曲を踊るのを楽しめる。神。

自分の好みに並べたキャラがじっくり堪能できます。ちょっとカメラワークがライブモードとちがう部分もあって、それも見どころ。

しかも、1回クリアで解放されるというのが素晴らしい。

50回クリア報酬とかいわれたらやんねーですよそんなん(・x・)

1回ぐらいならまあどの曲でもやってもいいかなって思うし、たいてい1回クリアは次の曲の解放条件だし、ていうか1回ぐらいはどの曲もやってみますよね(・x・)べつにS判定とる必要もないし。

というわけで、ライブモードはかなり楽しめるのです。

が。

MV用衣装

初期状態では、ライブに出演する時のキャラクターの服装は「共通アイドル衣装」です。旧アプリの共通アイドル衣装よりはかっこよくなりましたが、やっぱりあんまりゴージャスではありません。

やっぱり、自分の推しには推しのユニット衣装を着せたいと思うのが人情というものです。

もちろん、着せ替え機能はついてます。

ただし、衣装は自分で入手しないといけません。

衣装はカードのアイドルロードについてます。

ユニット衣装を解放することのできるカードは無課金で入手可能です。ただしランダム。

分母が大きいので運が悪いとなかなか出ないかもしれませんが、でも、いずれ手に入れることはできます。

が。

解放に必要になるアイテムのドロップ率がすんげえ低い(・x・)たぶんですが、ドロップの判定が小数点で管理されてるんだろうなあ。

というのが、BPという共通体力がありまして、これを消費することでドロップ量をあげることができるんですね。で、BP0でライブやった時と、BP10でライブやった時ではあからさまにドロップ内容が違うんです。

BP0だと1点か2点(数じゃなく種類)ぐらいしか落ちないアイテムが10使うと10点以上落ちたりする。

でも、このBP、30分に1こしか回復しないので、イベントの時にはいくつか回復アイテムはもらえますが、それだってそんなに大量じゃないし、回復アイテムがなければ待てをされてる犬のように何時間も文句を言わずにおとなしく回復を待つか文句を言わずにダイヤ(ログボでもらえることもあるけど基本的には課金で買うゲーム内通貨)をじゃぶじゃぶ使って回復させないと思うようには使えません。ダイヤ使わないけどアイテムほしいという時にはとってもストレスフル。

もちろん、お着替えすることを考えない、そのうちいつかドロップすればいいか、ぐらいの気持ちでライブをやってるならとくにイラっとすることはないと思います。

お仕事

そして、もう1こ、基本的にかなり苦行なのがこのコンテンツ。

正直、なんでこんな機能つけたしと思ってます(・x・)いちおう慣れたし諦めたから粛々とやってますけどとにかく仕様がいろいろとゴミ。

「お仕事チケット」という名前の体力があって、これを使ってアイドルのSDキャラに「お仕事」をしてもらう。「お仕事」の内容は握手会だとかラジオ番組だとか、出演アイドルに縛りがあったりなかったり、人数も2人~5人とばらばらですが、やることは全部いっしょで、「画面を5回たたくこと」。なんだそれ。

この「お仕事」をした報酬として、この「お仕事」モードで使う着替えアイテムの素材とライブ用のカードの育成アイテムがドロップします。

結果それで何をするのかというと、カードのレベル上げやアイドルロード解放のわずかな一助になったり、ちびキャラに衣装を作ってやったり、いちおう物語の舞台ということになってるesビルの設備をパワーアップさせたりするんですが。

正直ほんと、なんのためにそんなことするのかがまったくわからない(・x・)

なんか、育成シミュレーションっぽいことがやりたかったのかなみたいな感じはありますが、なんでリズムゲーにそんな要素を入れねばならないのか。

しかも、手に入るアイテムや素材はゴミのように少ない。なのに衣装作りに要求される素材数は阿呆のように多い。

ドロップ候補の種類も異様に多くて、しかも、その中から1回の「お仕事」で入手可能なのものはごくわずか。具体的にいうと12種類ぐらいある中からランダムで1つから多くて3つ。それに確率で出るボーナスがやっぱりごくちょっぴり。

とくに最初のころはキャラも衣装もへちょいのでろくにステが盛れなくてわびしい結果になります。

がんばって推しにユニット衣装を揃えよう!!なんて張り切ると早晩キレるか絶望するかのどっちかです。私は当初めっちゃキレました。

ここでもBPを使って最大4倍ぐらいにドロップ量を上げられますが、BPはライブと共有なのでライブのドロップもお仕事のドロップも増やしたかったらおすわりかダイヤry

しかも、がっつりBP入れようが入れまいがほしいアイテムが出るかどうかは何十分の1のルーレットなわけで(・・ いらないものにBPを捨てたかと思うとさらに血圧があがります。

ほかに使いみちのない体力があふれるから適当にちょろっとやって、1か月2か月3か月先になったら衣装も作れるくらい素材集まってんじゃね、ぐらいの気持ちでプレイするなら心おだやかに楽しく遊べると思います。100とか必要なのに1回で手に入るの1とかなのでやりこみ要素は満載です。

シナリオ

このゲームにもいちおうシナリオがあります。

ライブとはまったく関係なく、メインストーリー第1部?はリリース記念として第1部3章まで公開、その後4章が追加で公開されています(2020.04.11現在)。無料で読めます。(あとからはじめる人がどうなるのかは不明ですが旧アプリもレベルさえ上げれば全部読めたのでふつうに読めるかも)

そのほか、イベントごとにイベントシナリオが追加されます。こちらは旧アプリ同様、イベントPを稼ぐことで解放されます。

あと、これも旧アプリから毎度やってる、イベント特攻カードが排出されるガチャのカードに、それぞれストーリーがついてます。これはどのレアリティのカードのマスをあけても1話から順番に解放されていきますが、最低でも2枚該当カードが必要で、★3なら両方2凸か3凸ぐらいにしないと全話解放できません。カードが足りないと途中までしかストーリーは読めません。

ただ、現状未実装ですが、ストーリー解放キーがあって、旧アプリでもけっこうばらまいてたのでそのうち新アプリでも実装されるし過去イベが増えてくればばらまかれる機会も増えるかと思います。

シナリオの内容のほうですが。

新ライターさんも入ったらしく、バランスをとったのか新アプリに以降するにあたって見直したのか、旧アプリのくどくてくどくて回りくどくてうざかったひどい文章が全体にだいぶ読みやすくなっています。

ただ、新アプリからのユーザーは、かなり置いてけぼり感は感じるんじゃないかと思います。あくまでも4年ぶんの旧アプリのシナリオ内容を知っている前提で書かれてる部分が多いので。

あと、いつの時代のどこにある日本だよって感じの非常識に極端な設定とキャラづけをするところは変わってませんので、スマホの使い方どころか存在さえ知らないようなキャラが大量に出てくるような設定が受け付けないタイプの人も読まないほうがいいかもしれません。

また、新アプリで投入された新キャラがストーリーの主人公で、よく知ってる面々はキャラ紹介とイベントCG表示のためだけにちょろっと1か所出てきては去っていくみたいな感じなので、あんスタやりたいのに知らない子の話をえんえんとされても(・x・)みたいな気持ちに、私はなります。逆に、新顔以外で集まって動いてる時は文章がよくなったぶんかなりおもしろいです。

あと、一点、気になるところ。

新アプリは旧アプリの翌年の話という設定です。

旧アプリでは3年生だったメンバーが卒業して、だからこそ同じメンバーでアイドル活動を続けさせるために学院の外にアイドル事務所と銘打ってハコを作ったんだと思ってましたし、実際にライブやお仕事は旧メンバーでやってるし事務所の背景などに貼ってある各ユニットのポスターも旧アプリじだいのメンバーのものなんですが。

ストーリーの中では一部のメンバーが脱退ではないにせよ休止と称してアイドル活動をしていなかったり、生活の拠点を海外に移していてアイドル活動をしていなかったり、立ち絵こそ出てこないもののメンバーが増えていたりで、ゲーム部分とシナリオ部分に明らかな乖離と齟齬があります。

シナリオとゲームは別物ってことなのかもしれないですが、同じアプリの中にあってそれはないんじゃないの、と個人的には思います。

 

でもね、ほんとにライブとMVは楽しいんだよ!!!(>ω<)

(いちおう最後にageておく)

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