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掌蹠膿疱症がひどくなってきたのでビオチン療法をはじめてみることにしました。
ビオチンとは
ビオチンはビタミンBの一種で、ビタミンHとも言われている栄養素のひとつです。
最近ではふつうにドラッグストアで売られていることも増えてきました。
どういうビタミンかとざっくりいうと、皮膚のトラブル、皮膚・爪・髪などのトラブルに有効と言われています。
ビオチンを摂取することで薄くて割れやすい爪が強く厚く硬くなった、アトピーの症状が軽減した、また人によっては白髪が黒髪に戻った、などの改善が見られるようです。
そして、ビオチンはかつて、とある病気の特効薬と言われていたことがありました。
掌蹠膿疱症という病気です。
掌蹠膿疱症 #とは
掌蹠膿疱症というのは、手や足に膿胞がくり返しできる病気です。
私は以前かかっていて、一度は自然治癒したんですが、最近になってまた発症しました。
掌蹠膿疱症は膿がたまった膿疱と呼ばれる皮疹が、手のひら(手掌)や足の裏(足蹠)に数多くできる病気です。膿疱は、白血球の一種で炎症反応に関係する「好中球」が皮膚の最上層の角層にたまった状態です。
慢性的に経過し、周期的に症状がぶり返します。皮疹は最初小さな水疱であり、次第に黄色い膿疱に変化します。そのあとかさぶたとなり、角層がはげ落ちます。これらの皮疹が混じった状態で経過するのが特徴です。皮疹の出始めはかゆくなることも多いようです。皮疹の中の液体からはウイルスや細菌は見つかっておらず、免疫が関係する病気ではないかと推測されています。
とあるように、感染はしないんですが、見た目がかなりグロいです。
それと、かゆい。
また、足に出ている場合、歩くと痛いです。
人によっては真皮まで剥けてしまったり、これが原因でかなり深刻な関節炎を発症するケースもあるそうです。
原因は解明されていませんが、引用にもあるように免疫が関係していると推測されていたり、ストレスや病巣感染、金属アレルギーも発症に関係していると言われており、喫煙も、禁煙すると症状が軽くなることから、関係があるとされています。
つまりまあ、原因不明で治療法も確立されていない病気です。(2018年末ごろに、効能に掌蹠膿疱症と記載することが認可された薬がありますが、まだ治験中らしい)
そして、かつてこの掌蹠膿疱症の特効薬のように言われていたのがビオチン療法です。
ビオチン療法
この療法は、ビオチンと整腸剤、そしてビタミンCを継続的に多めに摂取するというもので、そうすることで掌蹠膿疱症が治る(?)と言われていました。
もともと、患者の間では有名な治療法でしたが、タレントの奈美悦子さんがこの療法で掌蹠膿疱症を克服したという本を上梓されたことで病名ともども一般にも知られるようになりました。
ただ、ビオチン療法で「掌蹠膿疱症が治療できる」のかというと、どうやらそうではないようです。科学的根拠はないので盲信しないように、という記述も今では見かけます。
ビオチンは紙や爪、皮膚の状態を改善するビタミン。
また、ビオチンは壊れやすく、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が上がるらしいです。
つまり、皮膚の状態を改善するビタミンを、その吸収を助けるビタミンとともに、また、整腸剤も服用することで確実に吸収し、皮膚の治癒力を上げることで症状を軽減しようということではないかと思います。
再発したけど病院いきたくないからセルフビオチン療法
私の掌蹠膿疱症は再発です。
前の発症の時は医者にいってたんですがもらう薬が効いてるとはまったく感じられなくて、医者いくのをやめて放置してたらいつの間にか治ってました。
なので、今回は最初から医者にはいってません。
でも放置してたらけっこうひどくなってきたので、ビオチン療法ってどうなんだろう、やってみようかな、と思いたちました。
というのも。
私は昔から「決まったタイミングで決められたことをする」というのが苦手だったんですが、大片付けの前後ぐらいからけっこうちゃんと飲めるようになってきたんです。
1日1回サプリを飲む、だったんですが、それがけっこうできてたので、一気に1日3回になるのはハードルちょっと高いかもしれないけど、できるんじゃないかな!(・∀・)って。
ビオチン療法のために用意するものと用量
ビオチン療法で摂取するものは3つ。
- ビオチン
- ビタミンC
- ミヤリサン
です。
それぞれ、
- ビオチン 5000mcg
- ビタミンC 350mg
- ミヤリサン 4錠
が1回ぶんの用量。これを1日3回摂取します。
ビオチン
メインになるビオチンは、海外のサプリショップで買うのがおすすめです。
日本製だと1錠あたり500mcgとかで、1回5000mcgとなると1回10錠とかになっちゃって量もたぶん金額も、大変です。
最近は1粒10000mcgの商品も多いので5000mcgのものと間違えないようにしましょう。
余分に摂取しても排出されるので体に悪いわけではないんですが、1日1錠の10000mcgのビオチンを1日3回飲んじゃうのってちょっともったいないような(・x・;
あと、VegeCapやVegeeCapsuleとか、こんな感じの表示になってるものは、粉末を詰めたカプセルです。
でっかいです(・x・;
左が小林製薬のビタミンC350mgタブレット。
真ん中がビオチンの10000mcgチュアブルタブレット。(ふつうのタブレット買ったつもりが間違えたw ふつうのタブレットより一回り大きいです)
右がビオチン5000mcgベジカプセルです。
大きいカプセル飲むの苦手なかたは注意です。
タブレットで5000mcgのもあるんですが、ほかの商品にある3個まとめて割引のセットがないという。
10000mcgのビオチン100タブレット入ボトルが3本セットで3500円ぐらい。
5000mcgは150タブレットで、送料別のショップで1300円ぐらい、送料込みのショップで1800円くらい。ベジカプセルタイプだと120粒3本セットで3300円ぐらいです。
なので、10000mcgのタブレット買って割って使うのがいちばん割安で粒も小さくて飲みやすいですが、手間はかかるので、安さ飲みやすさをとるか手軽さをとるかは判断の分かれるところかも。
ミヤリサン
ミヤリサンは日本製の整腸剤です。
製造会社であるミヤリサン製薬(まんまや)の創始者、宮入博士というかたが発見した宮入菌(さらにまんまや)(酪酸菌)で作られた整腸剤です。
整腸剤というと有名なのはビオフェルミンとかわかもととかですが、なぜここでミヤリサンなのかはちょっと不明。
もしかしたらミヤリサンでなくてもいいのかもしれませんが、ミヤリサンは酪酸菌、ほかの整腸剤は乳酸菌とかでちょっと内容が違う?らしいので、いちおうテキストどおりミヤリサンを飲みます。
1回4錠。
ドラッグストアでふつうに売ってる壜の大きいほうは330錠入りですが、
じつは1か月もちません(・x・)
1日12錠なので27.5日分にしかならないという。
1000錠入りのでっっっっっっっっっっかい壜があって、だいたい通販でも送料無料なので、ビオチン療法に挑戦するならこちらのほうがいいかもです。(それでも3か月ぶんに足りませんが!w)
あまりにでかいビンなので使い終わったら何かに転用したいところですが使いみちが思いつきません(笑)。
ビタミンC
ビタミンCは1回ぶん350mg。
3回ぶんでちょうど1日の推奨摂取量1000mgになります。
なので1日3粒タイプのサプリを入手すればOKです。
ファンケルのが1日3粒で3か月ぶんのセット800円ぐらいでお安いです。
が。
カプセルなのでちょっと飲みにくい。
そしてタブレット系のビタミンCは1日2粒というものが多いです。
もちろん、1粒500mgのものを飲んでも問題はありませんがなんとなくやはりもったいないような。
そんな中、小林製薬のビタミンCはタブレットタイプで1個350mgです。
ただ、ドラッグストアで売ってるビタミン剤はDHCやファンケル、ディアナチュラなどが多く、小林製薬はやや扱いが少ないかも。
ネットでも購入可能なので、タブレットのほうがよくて付近で販売していない場合は通販も検討してみましょう。
めざせ3か月
この記事を書いている時点で、ビオチン療法を開始して1か月弱です。
効果は出ているのかというと。
出てるような気がします(・x・)
何かしなくちゃいかん、と思うくらい悪くなっていた時期は
- かゆみが強い
- 痛い
- 脱いだ靴下を振ると皮膚片がばらばら落ちてくるくらいあちこちの皮膚が剥がれてる
- (気になってはいなかったけど)赤みがかなり強くて広い
というあたりがかなり気になっていて、とりあえず保湿に白色ワセリンを塗ってたんですが、
- ほとんどかゆくない
- 痛みまったくナシ
- 皮膚のめくれ・はがれがほとんどない
- 赤みがうすくなって、範囲もすこし狭くなってるかも?
というのが現状です。気にならないのでワセリンも塗らなくてよくなりました。
気のせいかもしれませんし、掌蹠膿疱症は膿疱ができては消えて膿疱があったところの皮膚が死んで剥離するというパターンを繰り返す病気なので、たまたま症状が穏やかなタイミングなのかもしれません。
ただ、掌蹠膿疱症は別として腸内環境はよくなってきているように思います。もとから便秘というわけではなくて、むしろおなか痛くなりやすいタイプだったんですが、しっかりしたお通じが毎日必ずくるようになりました。
だいたい効果がはっきりわかるのは3か月ぐらい続けてからということなので、気のせいかどうかをもうしばらく続けて確認してみようと思います。