======= もくじ =======
こないだからヘルプマークほしいなと思ってたんですが。 もらえるところまで外出したのでもらってきました。
ヘルプマーク とは
ヘルプマークというもの、知ってますか。
恥ずかしながらつい先日まで私は知りませんでした。
どういうものかというと、東京都が提唱してる、目で見てわかるほどじゃないけど、生活や行動になんらかの困難があることを示すマークです。
ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、精神障害、知的障害または妊娠初期の人等、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、周りに配慮を必要なことを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成された、東京都によるマークである。 著作権は東京都に帰属し、商標登録されている。
wikiより。
マークはこれ。
東京都からはじまった運動ですが、オリンピックを前にJISの案内用図記号にも登録されて、全国共通のマークになって東京都以外でも活用・啓発できるようになりました。
・・・てか、そういうのに登録されないともともと定めた東京都以外の団体が「こういうマークありますよ(・∀・)」ってイベントとかできないんですねえ。へんなの。著作権は東京都が持ってるとありますが、著作権者だからってヘルプマークの啓蒙キャンペーンやりたいですって言うよその団体にだめっていわないっていうかむしろぜひお願いしますって言いそうなもんですが(てか言うでしょうけど)法律からいくとそういうのだめなんですね。
まあ、JISマークに加えられたことでそれも大丈夫になったということなので、普及が進むといいなと思います。
これだ。
手と足を悪くしてから、外出の時やや困るようになりました。
困るといってもものすごい困るわけではないんですけれど。
でも、たとえば、指をすぼめて狭いところから何かを取り出そうとすると指が痛いので、たとえば買い物や食事してお会計する時、財布から小銭を取り出すのに途中で「あいて(>_<)」ってなって動きがとまります。
痛くないように気をつけながら、そうっと小銭を1つずつ取り出すことになります。
時間かかります。
店員さんも「何やってんだこのおばさんとろくせーな」って思うでしょうし、もしレジが混んでたら後ろのひとも「うぜえなババア何やってんだよあくしろksg」って思うかもしれません。
その時に、「私は動きに少々支障があるんです」というのを示しておければ、少しはそういう人たちのイライラも軽減できると思うんですよね。
足もそうです。
見ためはどこも悪くありません。
まっすぐ歩くぶんには知人に「歩くの速い。置いていかれる」って言われたくらいふつう?に動けます。
でも、ちょっとした瞬間に激痛がきます。
ひねるのがだめなんですよね。
一番よく痛くなるのが、靴をはくとき。
床においてある靴って完全に足を入れるのにぴったりの角度じゃないことってほとんどですよね。
足先を靴にいれて、靴の位置をちょっとかえたり、足の向きに合わせるためあるいは逆に足を靴の向いてる方向に合わせるためにちょっとだけ足先の向きを変えたりしますよね。
手でかかとのおさまりをなおそうとしたり、靴べらを使うためにちょっと体をひねったりしますよね。
こういうのがほぼ確実にだめです。痛い。
立ったままちょっと片足の向きを変えるとか、そういうのでもだめなときはだめ。
床に落ちたものを拾うために体を折っても痛いし、しゃがむのも痛い。でも落としちゃったらとらないわけにいかないので体を折ったりしゃがんだりして涙目になるわけです(苦笑)。
だから、上の例でいうと、痛くならないように靴の位置や向きを変えるために手をのばしたりしゃがんだりしても痛いわけです(苦笑)。
手より、どうやると痛いのかが多様というかこうするのがだめ、というのがはっきりしてないので、気をつけてはいても防ぐのは手より難しいです。
杖を持つことも考えたんですが、歩行そのものにはあまり困難はない上に、持つなら傷めてるのとは反対側の手で、そっちが傷めてる手(・x・)
じっさい、試しに百均で杖買って家の中で少し使ってみましたが、握ることに不安があるし(そもそもまだ完全には握れないし)むしろ杖に体重をかけようとするために重心のバランスかえるために痛みが(・x・;
なので、たとえば電車バスでは、正直、立ってるより座ってるほうが楽です。
とくにバスは、電車と揺れる角度が違うし、私の使ってる路線の運営会社の教育が悪いのか最近運転手の質が(昔から多かったけどさらに)低下して、発進停止を乗客に負担のかからないようにできる運転手がほぼいません。急発進急停止にふっとばされないように踏ん張るのがとてもこわいです。
なのでまあ、あいてれば座席に座るんですけれど、実年齢や健康状態はおくとして見た目の上で、私よりも席を譲られるにふさわしいかたはたくさんいるわけで(・x・)混雑状況によっては自分が座ることにやや罪悪感をおぼえます。
すいません私足が悪いんで座らせてもらいますね(´・ω・`)
っていうのが、外から見てわかったらいいのになあ、と思ってました。
手ならね、形だけ包帯巻いておけば、怪我なのかなんなのかわかんないけとこのおばちゃん手がなんか悪いんだなというのが伝わるんですけど、足はそうもいかないんですよね。
そんな時、たまたま別のことを調べてた時に同じサイトにあった別の記事にあって、ヘルプマークを知りました。
これだ(・x・)
と思いました。
普及はまだあんまりしてないみたいだけど、知ってる人もいるだろうし、まったく知らなかったとしても色が鮮やかな赤に白、モチーフはハートと十字という、よくわかんなくてもこれはなにか医療関係のマークだろうと連想できるモチーフ。
これをつけてれば、なんかこのひと完全な健康体じゃないのかもしれない、と思ってもらえる率は少しあがるんじゃないだろうか。
私は、まあ、それほどすごく困難があるわけじゃないので援助はなくてもいいですけれど、私が歩くの遅くてイラっとして追い越す時にわざとぶつかって突き飛ばしていくんじゃなくて一歩横へよけて追い越していってもらえればうれしいかなー。
思い出
ちょっとした思い出話をしたいと思います。
ちょっと前の話
5年ぐらい前のことです。
まだマタニティマークはそんなには普及してませんでした。
ある日当時の同僚があのマークの缶バッジをカバンにつけてて、「それどうしたの?」ってきいたら「べつに。でもかわいいじゃん?」って言われました。
当時の私はそれが妊婦マークとして普及が進みつつあったことを知らなかったので、どこかのブランドとかが作ったファッションアイテムを、言葉どおり「かわいいから」妊娠してなくても、目が悪くなくても眼帯つけるゴスロリちゃんたちと同じような意味でつけてるんだと解釈したんですが、半年後にほんとに妊娠してたことが判明しました。
いかに私が同僚に好かれて(信頼されて)なかったか(別の同僚は知ってたようですしw)、かつどのくらい言われた言葉のとおりにしか受け取らないアスペかというのがよくわかるエピソードですが、それはおいといて。
私は、同僚が「なんでもない」といったのをばかのようにまるごと信じて(しかも彼女が毎日のように同棲してる彼氏に殴られたの殴ったのと悪口ばっかり言ってたので仲悪いしまだハタチそこそこで結婚もしてないんだから子供なんか作らないと思ってた)彼女が妊娠してるとはこれっぽっちも思いませんでしたが、あのマークそのものは、あの「おなかにあかちゃんがいます」という字を見なくても何か赤ん坊関係のものだな、というのは見ただけでわかります。
私であっても、ふつうに外で、女性、それも妊娠可能な年齢と思われる女性がつけてたら、妊娠してるのかもしれないな、と思ったと思います、当時であっても。
すごく昔の話
こちらはかなり昔の話。中学生のときのことです。
クラスにMさんという女の子がいました。
色白で小柄で、ぽっちゃりしたかわいらしい子でした。
といっても顔と名前を知ってただけで仲がよかったわけではないです。
というか中学時代、仲のよかった子ってほぼいなかったんですがw まあ、それはおいといて。
修学旅行的なおとまり旅行がありました。修学旅行だったかどうかはちょっとおぼえてません。
Mさんとは同じ部屋でした。
夜中、ふと目がさめました。
Mさんがものすごく咳をしてたからです。
いつまでもとまらないのでイラっとしてきました。
「うるさいよ」とか、なんかそんなことを言いました。
Mさんは泣きながら何回も「ごめんね」と言ってました。
彼女が喘息という病気で、喘息という病気がどういうものかを知ったのも、ずっとずっとあとのことでした。
もし彼女がヘルプマークをつけていて、私がマークの意味を知っていたら、彼女の病気を知らなくても、ああ、あれになにか関係あるんだな、と思って、あんなひどいことを言わないですんだかもしれません。
ごく最近の話
つい何日か前のことです。
足のせいで自転車が乗れなくなったので通勤は徒歩です。
とろとろ歩いてたら、わりとすぐ前を歩いてた小学生の男の子がいきなり垂直にジャンプしました(゜ロ゜ノ)ノ
そのぶん距離は縮まるわけで、急に体がひねれない身としてはびびります。
そのまま彼はスキップしながら先へ向かいましたが。
ふと彼のランドセルに目がいきました。
ヘルプマークくらいの大きさの、「障がいを持っています」と書かれたカードがついてました。
あ、そうなのね、と思って見送りました。
あとでネットちょっと検索してみたんですけどどうもそれっぽいマークはないようなので、支援施設が独自に作ってるものとか、お母さんの手作りとかだったのかもしれません。
がんばれ東京都(・x・)
というわけで、意味を知ることも大事だけど、まずはマークをつけることも大事。
なので、もらいにいくことに・・・しようと思ったんですけど。
配布場所
さて、配布場所はというと。
都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、新宿線新宿駅を除く)駅務室
都営バス各営業所
荒川電車営業所
日暮里・舎人ライナー(日暮里駅、西日暮里駅)駅務室
ゆりかもめ(新橋駅、豊洲駅)駅務室
多摩モノレール(多摩センター駅、中央大学・明星大学駅、高幡不動駅、立川南駅、立川北駅、玉川上水駅、上北台駅)駅務室(一部時間帯を除く)
東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)
都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院等
となっています。
ぶっちゃけわかりにくい(・x・)
でもって、なんか、うちの近くにはどれもありません(・x・)
自転車で15分ぐらいいくと都営地下鉄の駅はあるんですけど、そもそも自転車に乗れないので15分どころじゃなく。
しかも、
※郵送での対応はしていません。
生活に困難がある人に、なんかあんまり多くなさげな配布場所まで出向けと(・x・)
なんか、やっぱり役所のやることは寸足らずっていうか○○落ちっていうかさ! いちおうこういう内容の記事に言葉狩りで差別用語扱いされてる言葉は使いませんけど!!!
なんか法律の関係とかであんまり派手な啓蒙活動はできないっぽい感じではありますけど、せめて
都内の全市区町村役所及び出張所
ぐらいには置いてよ(´・ω・`)
都がやってる事業なのに都民が役所いっても配布してもらえないっておかしくね???
こういうところがまさにお役所仕事。
じつは、啓蒙動画みたいなのもあるんですけれど、
(電車で座ってる男性が目の前に立ってる女性を見て)(あ、あの人マークつけてる)
N「ヘルプマークは援助が必要な人がつけるものです」
(男性)「席どうぞ」(女性)「ありがとうございます」
という内容で、
なんで男が女に気を使う構図なんだよ(・x・)
「援助が必要な人を」「援助できる人が援助する」という構図が、あからさまにサラリーマンなんだろうなという男と、清楚なワンピースを着てつつましくつり革を握ってる若い美女という組み合わせで語られているがゆえに、なんかすごく男尊女卑というか、
女は弱くて不完全な存在なんだから男は護ってやれ
みたいな思想が透けて見える気のするものに仕上がっていて、かなり不愉快でした。
なので動画は貼りません。
もっといかにも壮健でばりばりラグビーやってましたね的な頑丈そうな胸板厚いサラリーマンがマークつけてるのを老夫婦が気遣うとか、そういう発想はないのか(・x・)
ていうか、「電車で座ってる男の目線でマークをつけてるワンピースの清楚な女性を見る」という痴漢一歩手前の構図しか見せないのがよくない。それをメインにしてもいいけど、援助を必要としてるのは若い清楚な女性だけじゃないだろ。援助が必要な状況に人種年齢性別関係ないやんか。顔まっくろに塗って髪の毛真っ白にしてパイナップルみたいに頭のてっぺんで結んで唇茶色く塗っててあと2ミリでぱんつ見えそうなミニスカートはいてる女子中学生だって、マークが必要ならつけていいっしょ? 現場作業員の若い元気そうな男の子のもっこをひょいとたくしあげたらじつは義足かもしれないじゃないか。
むしろ、そういう人がさりげなくヘルプが必要なんですって示すためのものじゃないの?
そういう想像力は都職員にはないのか?(・x・)
ほんと、マークの発想は決して悪いものじゃないのに。
もうちょっと運用がんばってほしい(´・ω・`)
ヘルプマークをもらおう
徒歩通勤かつ配布場所が近くにない+付近を通勤してるような知り合い友人もいないので、そのうち機会があればと思ってたら刀ステのライビュにいくことになりました。
場所は東京シティドーム。水道橋。
あ、水道橋って地下鉄とおってる(・∀・)やったね(・∀・)
というわけで観劇に外出したついでにもらってきました。
改札横の事務所にいた駅員さんに「ヘルプマークほしいんですけれど」と言ったら「あ、ヘルプマークですね」といって渡してくれました。
そしてじつは念のため2つほしかったんですけど、それを言う前に「1つでいいですか」と言ってくれて「できたら2つほしいです」と言いやすかったです。ありがとう駅員さん(>ω<)
そしてもらってきたマークがこちら。
マークはゴムっぽい素材。説明の紙と、どんな援助が必要とかが書けるシールがついてます。
シールの使用は任意です。
これ、私シールがついてることは知ってたんですけど、
たんにゴムの表面に貼る
だけで、どこかこれを貼るスペースが用意されてるわけじゃないんですね(・x・)
マークじたいにはオモテもウラもなくて、両面同じデザインでした。
さらにいうと、シールは
ふつうの紙(・x・)
百均で売ってるシールにだってついてる、上から貼って保護する透明シール的なものとかもついてません(・x・;
じっさいにこのシールを使ってる人の画像を検索すると、やっぱりかなり時間とともにシール部分がぼろぼろになっていくようです(・x・;
もちろん保護があっても経年劣化はあるとは思いますけれど、なんかもうちょっとry
つけてみよう(・∀・)
というわけで、さっそくつけてみました。
が。
アレ(・x・)
横むいてる(・x・)
そう。
マークのストラップ部分じたいがそれなりに幅広で肉厚なので、幅が広くて平たいトートの持ち手だとまっすぐにつかないのです(・x・;
つまり、
こんなかんじで、カバンの面に対して平行な場所につけないとはねあがっちゃう(・x・)
持ちてのとこにDカンとかついてたらそこらにつけるのがよさそうです。
なんもないよって場合ははねるのを我慢するか、
ボールチェーンとかをつけて、それにとりつけてもいいかもしれません。
100本セットで買ったボールチェーンが手芸資材の引き出しに入ってたんで1本出してきてつけてみました。
家を出る前に外れて落ちました(・x・)
ボールチェーンにつける時は金具がしっかりはまってることを確認しましょう(・x・)
つけはずしをしない前提なら、やっとこかなんかで金具のとこをぎゅっとかしめちゃうといいかもしれないです。
でもちょっと不安があったので、
最終的に、ワイヤーキーチェーンにつけることにしました。
いいかんじにさがってくれてます(・∀・)
ボールチェーンもキーチェーンも、手芸用に買ったはいいけど使わないまま資材の引き出しに入ってたものを活用しました。
なんでもかっておくもんだね!(>ω<)
もちろん、100本セットを買わないでもふつうに百均とかにボールチェーンやワイヤーキーチェーンのついたキーホルダーとか売ってると思うので、そういうのを買ってつけるなりつけかえるなりすればよいかとおもいます(・x・)