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pixiv factoryでマグカップを作りました

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======= もくじ =======

マグカップってすぐ欠けちゃうし汚れるしそのうち図柄もはげてくるし、

ついでにサイズも絵柄も気に入るものってめったにないんですよね。

だったら、というわけで作ることにしました。

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同人グッズの広がり

少し前に同人に復帰してすごくびっくりしたのは、グッズの種類の豊富さ。

昔はほとんどなかったっていうか、そもそもノベルティという概念さえほぼなくて、制作するとしてもコルクコースターにプリントゴッコとか(笑)そういうかわいいものでした。

今やものすごい種類のグッズが制作できます。

もちろん、同人誌に比べると製造単価はかなり高いです。
(同人誌も、もちろん仕様によってはものすごい製造単価になりますけど)

もちろん資本主義の原理にのっとって製造数で単価はだいぶ変わりますが、基本的に最小ロットでもそこそこ数がありますし、相当単価が高くなります。

あくまでもお金持ちサークルが本の利益を還元するためにたくさん作っておまけにつけるか、はじめからグッズ販売の目的で制作するかが基本で、ちょこっと作って自分で使う用にするには少々使い勝手の悪い商品です。

さすがにね、自分で使うだけだから多少単価高くてもっていっても、最小ロット100で製造単価1500円ですなんていわれたらとても作れません。

小ロットオンデマンド製造のpixiv factory

最近ではいくつかの印刷屋さんがさらに単価の安い小ロットものを発売してまして、そこに最近参入してきたのが支部ことpivixが比較的新しくリリースした機能、pixiv factoryです。

理念?としては、pixivで公開した画像を使ってグッズを作りませんか、というもののようですが、web上からデータをアップロードして、作りたいグッズを選ぶとオンデマで1こから作ってくれるし、値段をつけてboothで公開すれば注文が入るたびに工場でプリントして発送までしてくれるという、在庫を抱える必要のないノーリスクのたいへん楽なシステムです。

数をいちどきに作るとちょっと単価が安くなるので、数を作ってイベントへ持ち込むならもうちょっとお安くできますが、ぶっちゃけ、数を作るのであればfactoryなんかよりよっぽど安く作ってくれる専門のグッズ屋さんはいくらでもあるのでfactoryを使う必要はないでしょう。

でも逆に、1つだけ作りたい、というときにはたいへん重宝するサービスです。

マグカップがほしい

私は毎日家にこもってるので、だいたいずっと何かしら飲み物を飲んでます。

なので当然ながらカップもすごいヘビーローテで使うことになるわけです。

サイズや素材にもたいへんこだわりがありまして(・x・)

とくに紅茶を飲むマグカップは、

ちょっとというかけっこうマグカップとしては大きめの、

直径80mm高さ95mm なみなみ入れると400mlぐらい入るけどだいたい350mlぐらい入るサイズで、それなりの重みのある陶器。

これじゃないといやなんです(>_<)

ある程度の厚み大きさがないとすぐさめちゃいますし、重さがないとちょっとぶつかっただけでどこへふっとんでくかわかったものじゃありません(・x・)

なのでこのサイズ重みが好きなんですが、そもそもこのサイズ、めったに売ってません。

ある時はダイソーなんかにもあるんですが、最近は軽くて扱いやすい?のがはやりなのか、サイズが合っててもちょっと持ち上げたら天井まで飲み物がふっとんでいきそうな軽さでとても使う気になれないものばかり(´・ω・`)

でもって、絵柄がまた、これというのがないのです。

選択の幅が狭いんだからしょうがないんですが。

でも、できれば絵柄も自分の好きなのがいいですよね。

自ジャンルのグッズあるいは公式グッズがあればベストです。

でもノベルティのマグカップって、だいたいワンサイズ小さいんですよ。

私の大好きな80*95サイズはめったにありません。

そんななか、奇跡的にこのサイズだった

icon
iconhtmlとタイバニコラボのこのマグカップを使ってたんですが、お気に入りだけにヘビロテしすぎて欠けたり絵柄がはげたり、ついにはタテに亀裂が入っちゃって、そろそろもう寿命かな(´・ω・`)というかんじになってきました。

ところが、このカップもう売ってないんですよね。
私1セットしか買ってないんです。

いま手に入るのはこれだけ。

私、このシリーズのドット絵はちょっと好みじゃないんですよ(´・ω・`)

刀剣のマグカップも、サイズがちょっと合わない+SD絵のタイプが以前発売になってるようですが、それはパス。
基本的に、作品内に存在しないSDやデフォルメ絵のキャラデザ商品は、たとえ公式から出てる商品であってもほしくないのです。

花丸のが

全刀剣ぶん近日発売のようですが、うーん明石に関しては花丸のキャラデザはちょっといまいち・・・。もともとのキャラデザの双葉さんのイラストが好きすぎて、アニメ用+ほかのキャラと均質化するようにブラッシュアップされちゃってるとどうにもギャップが(;・∀・)

ないのなら作ってしまえホトトギス

というわけで、自作することにしました。

安くあげたいなら池袋の日光企画にいけばほんとに手作りできるんですけど、そこできゃっきゃしながらグッズ作ってるお嬢ちゃんたちにまじってグッズ手作りするのはやや抵抗が。御茶ノ水に事務所があったころに何度か入稿でいった時に見た感じ、機械もそう台数があるわけじゃなくて目当てのグッズの機械がふさがってたら順番待ちになりそうです。

萌え萌えできゃっきゃしてるお嬢ちゃんたちの横でグッズ制作機の順番待ち・・・想像しただけでちょっとむり(;・∀・)

というわけで、factoryで作ってみることにしました。

やや単価高くなりますが、1こしかいらないし、グッズ買うこと考えたら大差ありません。

さて仕様を確認。

 

ピクセル数指定。

 

(・x・)

 

同人も最近はすっかりデジタル化が進んでて、画像データに関しては基本的にサイズ*解像度という概念で考えるのが定着してると思ってたんですが。

よもやのピクセル数指定。

いやRGBでも入稿okなのはありがたいですけど。

ピクセル数と解像度の簡単な解説

ピクセルというのはざっくり言って、ドット1このことです。

これを、1インチ(約2.5cmですがそれはどうでもよくて、つまり一定の幅)の中に何個入れられるだけの細密さで画像を作るか、というのが解像度、dpi(dots per inch)です。

ふつうの、webサイト用画像だとだいたい72dpi。

同人誌用のイラストは、おおむね350dpiで絵を描きます。

これは同人向け印刷所の印刷機の性能の問題で、350よりさらに細かく絵を描いてもそれを細密に再現できるレベルの印刷機を使ってないことが多いからですが、それもちょっとおいといて、

特定の幅を72この点で表現するか、350この点で表現するか

どっちがより細かく描き込めるかは明らかかと思います。

逆に言うと、1000この点があった場合72dpiで描いたものを印刷したら約14インチの長さになるし、350dpiで描いたものなら3インチ程度になるわけですね。

印刷物を作ろうとした時、初心者がひっかかるのがたいていここで、72dpiで30センチの絵とか描いちゃったりして、印刷してみたらがたがたのぼろぼろな粗い絵になっちゃったりします。

webから拾ってきた画像を大きくプリントアウトしたらぎざぎざだったりぼけぼけになっちゃったりするのも、この原理です。

で、factoryはその解像度は理解できない人もいるでしょうから考えないでいいですよ、この商品は横幅1000こ、この商品は横幅8000このドットで描いてくれればいいです、あとの技術的なことはこっちでやりますから気にしないでください、と言ったわけで、画像データを扱い慣れてない人にはたしかにこのほうがわかりやすいんですが、「仕上がりサイズと解像度」で画像を考える人にはとてもわかりにくい表現になっちゃうのです(笑)。

だってふだん自分が書いてる350dpiの画像が実寸で印刷したら何mmになるかは知ってるけど具体的に何ピクセルあるのかなんて気にしてないしw

案の定後日友人が描いてくれた時、サイズと解像度教えてっていわれてピクセル数指定・解像度不問だよって言ったら理解できなかったみたいで指定ピクセル数でベースのデータ作ったあとで解像度を「いつものように」(笑)350に変更(笑)したらしくて、ちがうサイズでデータがやってきました(・x・)

 

いちおう私はピクセル数指定の意味が理解はできたので、フォトショを起動してベースのデータを作って、

 

さてデザイン(・x・)

 

いちおうイメージは明石で作ろうと思ったんですが、私は絵が描けないのでイメージカラーとかで作ることになります。

明石の場合髪はアメジスト色に白ハイライト、服は黒と白に赤いパイピングがついて、あとは金があしらってあります。瞳は黄緑に赤。

白と黒だけじゃおもしろみがないし、金は特殊インクじゃないと表現しづらいし、かといって紫メインにすると別のキャラみたいだし、赤と緑がちらっと入るといいけど瞳だからほとんど見えないからメインにするのも・・・

えーとあと、背景とかなんにもないと殺風景すぎるから色グラデ敷いた下に刀剣だし和風の素材でも敷いて・・・・

できあがった画像が、

あまりにできが悪いのでちいさーーーーーーーくのせます(´・ω・`)

原寸ファイルへのリンクもしません(´・ω・`)

いやーこれはひどい。

いちおうこれでfactoryに登録して発注するところまではやったんですが、

多少単価高くてもいいとはいったけど。

これ・・・?⊂⌒~⊃。Д。)⊃

やっぱりやめとこう(>_<)

まだお金払ってないから、このまま放置すれば注文自動キャンセルになるし(´・ω・`)

 

私ほんとデザインセンスねえな(´・ω・`)

 

って友人にぐちってこれを見せたらとっても「・・・・(;・∀・)」みたいな反応がかえってきました。

デスヨネー⊂⌒~⊃。Д。)⊃

ややひきつった様子で、具体的には何かイメージあるの、こういうふうにしてみるのはどうかな、ここの要素はもうちょっとこうしたほうがいいんじゃない? これはもうちょっとこういう配置にするのはどうかな、等、遠慮がちに、でもほぼ原型がなくなる程度にはいろいろとアドバイスをくれて、あらためて素材探しからやりなおして、

こうなりましたw

フリー素材を組み合わせてちょっと色を沈めて、上に逆にスウォッチに用意されてる基本色まんまの色何色かを花びらブラシで散らして、そこで緑と赤のかわりのピンクを使ったので紋の色は黒と紫に絞ってグラデで着彩。

ま、まあ、これなら自分用にお金出してもいいかな・・・(;・∀・)

というわけで再度データ制作して発注。お金も払って、

届いたのがこちら。

4営業日?発送だそうで、ちょうどゴールデンウィークはさんだので10日ほどかかりました。

ぐるっと、こんなかんじ。

さっそくヘビロテで使ってます(・∀・)

いくらでも増産できるのがいい

マグカップって、ネックになるのは、どんなに気に入ったものが見つかっても永遠には使っていられないところ。

欠けとかは私の扱いが悪いからなのでそのへんはがんばってきれいにきれいに使ってたとしても、経年劣化で絵柄は徐々にはがれていってしまいます。口をつけるとことかは摩擦されますしね。

でも、使いはじめて即割っちゃった、なんてことでもない限り、だいていそのころには数年経過してます。

売ってませんよね(´・ω・`)

よほどの定番商品はまあ、別かもですが。

結局また、自分の好みのサイズに絵柄のカップをさがしてジプシーになるわけですが。

factoryに登録しておけば、ほしくなったらすぐ作れます(・∀・)

前回のがそれで問題ないなら同じものをまた発注するだけだし、ちょっと改良したり変更したりしたければまた画像作ってアップロードすればよいわけです(・∀・)

便利!(・∀・)

ちょっと高いけど、送料コミで2200円ぐらい(2017年5月現在)出してもいいし、届くまで1~2週間かかってもいいよということであればおすすめです(・∀・)

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