======= もくじ =======
※以前、旧ブログで掲載していたレビューです。
すいません買いませんでした(;・∀・)
この本は、MEC食の提唱者、渡辺先生によるレシピ本の1冊めです。
ふらっと書店にいったら積んであって、最近のダイエットしなくちゃな感からおっ(・∀・)と思って手にとったんですが、ざくっと中を見てすっ('ー')と山に戻しました。
いや、そのあとも何度か手に取ってぱらぱらってしては戻すを繰り返したんですが。
結局買わないで帰ってきました。
味つけのバリエーションは豊富
MEC食を実践する上で、一番のネックは私の場合チーズの食べ方だったんですが、次は肉料理のバリエーション。
おそらく、そこでつまづく人もけっこう多いんじゃないかなと思います。
この本には、ずいぶんたくさん、いろんな味つけのバリエーションが載ってました。
たれとして作って保存しとけるようなやつです。
家族があれこれうるさくて味つけに困ってるお母さんや料理経験値が低くて味つけの思いつかない初心者単身者はとっても参考になると思います。
ただ、私にとっては問題があって、
偏食の私には、このたれ類半分以上活用できない
ということ(・・
たとえば、
これ、アマゾンで見られる目次の一部なんですけど。
豆板醤・にんにく卵黄・ねぎ・レモン梅・ナンプラー・パプリカ
このページに9種類のってるたれのうち、私は6種類アウトです。(ほかのページにも、たれのレシピはもっとあります)
ぎりぎりにんにく卵黄なら試してみてもいいかな・・・?と思わないでもないので(でも卵白余ると処理がめんどくさいのでたぶんやらない)それを外したとしても5種類。全部で9種載ってるうちの5つ。
使えるたれのほうが少ないわけです。
もちろん、料理本というのはMEC食の本に限ったことではなくてどれもこれも以下同文で、メイン食材が苦手だとか、参考にもしづらいページがたくさんあります。
きのこのページとか全部まとめてとばしますし。
この本は、タイトルにあるようにレシピが111。
多いっちゃ多いですが、きのこ使えねぎ使えトマト使えピーマン使えってレシピはあってもないと同じ、・・・ってやってるうちに、自分がレシピとして活用できるページが、へたしたら半分以下になっちゃうわけです。
でね、この本、言ってはアレなんですが、お高いんです。(小声)
書店の平台で、おとなりに瀬尾さんの「ラクうまごはんのコツ」
これが置いてあったんですけれど、これ、見るからに分厚いんですよ。
「肉食やせ!」は118ページで1200円、「ラクうまごはんのコツ」は192ページで1500円。
どっち買うっていわれたら私は瀬尾さんの買っちゃいます・・・。
まあ、ラクうまも何冊かすでに持ってるし、今はこういう方面は求めてないので今回は購入しませんでしたが。
でも、やっぱりちょっと、「肉食やせ!」は買えないなあ(´・ω・`)
ってなっちゃうのです。
とはいえ、MEC食に特化してる本ですし、私は買いませんでしたが、そういう好き嫌いのないかた、もっと味つけや調理法のバリエーションを広げたいかたにはわりとおすすめできるんじゃないかと思います。
あと、コンビニで買うものをうまくMEC的に組み合わせる方法なんかも載ってます。
これも、外食の多い人にはたぶんすごくありがたいです。
私は、基本的にコンビニはお菓子しか買いにいかないので使いません⊂⌒~⊃。Д。)⊃
えっΣ (゚Д゚;)野菜食べていいんだ(゚Д゚)
笑われそうですが、本を立ち読みしてある意味ショックだった(笑)のが、これでした。
MEC食のメインは、肉・卵・チーズ。
といっても、野菜を食べるななんてどこにも書いてありません。
書いてあるのは、
「一部のダイエットで言われているような、【野菜さえ食べれば痩せる】というのは間違いである。野菜を盲信するな。野菜を摂ることだけに血眼になる必要はない」
であって、
「先に野菜を親の敵のごとくかっこんで胃をふくらませて、かんじんの肉卵チーズが入らないような状態にしない」(意訳)
というようなことです。
まあ、教本とも言うべき、MEC食のバイブル的な本の題名が「ご飯を食べるな」「野菜中心をやめなさい」なので、なんとなくイメージとしてごはんや野菜を食べるのはMEC食では認められてない、って思っちゃうんでしょうね。
じっさい、最初に渡辺先生の本を読んだ時、この「先に野菜で胃をふくらませることによって食べる総量を減らしてダイエットしようという考え方は間違いだ」という論にはかなり目からうろこが落ちたものです。
多いですからね、先に野菜を食べておなかをいっぱいにしましょう、そうすれば憎むべき大悪党、脂や炭水化物は食べなくてすみます!!って感じのダイエット。
でも、だからといって、野菜は食べちゃ「いけない」ものではないわけで(笑)。
食物繊維とかビタミンとかね、とれますし。
でもね、なんかこう、MEC食において、野菜はあくまでも添え物でおまけ、という印象がすごく強いのです。
たぶん、あれこれ見たブログのMEC食献立が
「焼いた肉の横にゆでたブロッコリを転がしたもの」
とか
「焼いた肉の横に洗ってタッパに入れといたプチトマトを転がしたもの」
とか
そういうのが多かったからかなあと思います。
まあ、そのほうがラクっちゃラクなんですよねー。
肉を焼いてゆで卵を転がして6Pチーズなり切れてるチーズをひとつかみ皿に乗せて、その横にやっぱりゆでて用意しておいた野菜をぺいっと盛りつける。
はい、完成。
だからいきおい、そういうメニュー画像が多くなるのかもしれません。
メインは間違いなく肉になるわけですしね。
なので、MEC食において、野菜ってそういう位置づけのものだと、なんとなく思ってたようです。
ところが、この本を見たら、なんと堂々と(?)野菜を使ったメニューが載ってるんです!(笑)
最初のほうで、しょうが焼きを「たっぷりのせんぎりキャベツに乗せて」盛りつけるって見た瞬間にあごが落ちました。えっだってそのキャベツ食べたらお腹いっぱいになっちゃうじゃん????って。
でも、考えたら、一緒に盛ってあるからまず野菜の部分を食べて肉をあとに残しておかなくちゃいけないわけじゃないんですよね(・・
あと、肉がもうひとかけらも入らなくなるくらい大量に野菜を盛る必要もないわけで。
正直、これは、私にとってはかなりのパラダイムシフトでした。
自分がいかに、「体重減らしたいなら野菜食え野菜! 野菜を食わないような奴に痩せる資格はねえよksg!!!!」に「俺ぁ野菜はキライなんだよ食うかよksg!!!!!」って反発しながらもやっぱりやせたいなら野菜は食事の最初にいっぱい食べなくちゃいけないに決まってるでしょ教に染まっていたのかということがよくわかった瞬間でした。
気づけてよかったです(・∀・)
ほかにも、豚肉ともやしの炒めものだとかアスパラのチーズ焼きだとか、ニラ玉や卵とトマトの炒めものとか、案外野菜を使うメニューは多かったです。
まあ、トマトとかパプリカとか、私はパスだなーって食材はやっぱりいっぱいあるんですが。
そんなわけで、買ってないのにオススメするのもアレですが、私にはちょっと用途が合わなかったけれどMEC食のバリエーションを広げたい人にはちょっと見てみる価値はあると思います。
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