======= もくじ =======
あんさんぶるスターズ!の舞台版、あんさんぶるスターズ!On Stage、通称あんステ。
の、全キャスト全8ユニット31名による「ライブコンサート」公演、あんステフェスティバルこと公式略称ステフェスにいってきました。
物販が伝説に残るレベルでひどかったんですが、
超絶エキサイトしちゃいました。
すんっっごい楽しかったです。
・・・・物販が伝説に残るレベルで最低オブ最低でしたけど。(大事なことなのでry
伝説級の物販(悪い意味で)
ステフェス初日が数日後という日。
物販の列とか販売時間とかどうなってんのかなー、と思って公式を見にいきました。
チケは東京6公演のうち初日ソワレ(夜公演)と3日目ソワレ、つまり東京楽がとれたので2回、そのあとライビュをとるつもりだったんですがなぜかライビュが開催されずに後日応援上映という形で上映会があったのでそちらに1回。
もとよりあんステは登場人物がアイドルという設定上、劇中にライブシーンがあってそこでのペンラ応援は推奨されてます。
その上今回は、そのアイドルユニットたち総出演のライブステージという設定。
そんなの、ペンラなかったら楽しさ半減です。
3日めを一緒にいく友人が初あんステで、過去のペンラもないし、楽だと売り切れちゃわないかなあ、と心配してたので、じゃあ私初日いくから買っといてあげるよ(・∀・)と請け負っていたんです。もちろん自分のぶんも買わないとだし(・∀・)
自分が行くのは夜公演ですけれど、へたに並んで入場遅れちゃうのもいやだし、なんとなればもう昼の早いうちに買いにいって、あとは時間までどっかでお茶でも飲んでようかなー、みたいに思ってたんです。
気軽に公式サイトをのぞいて。
( Д ) ゚ ゚
ってなりました。
おまえはなにをいっているんだ?
非常にわかりづらかったんですけど、まとめると。
- 物販会場と公演会場は別
- 物販会場は公演会場からものっっっっっっっすごく遠い場所(徒歩1時間ぐらい)
- 物販は電子チケットアプリを使った事前申込制(抽選)
- 公演チケット持ってなくても物販は買える
- 1日が3つの時間帯に分けられてて、申し込めるのは1日に1区画だけ
- つまり、1日あたりワンチャンしかない抽選に外れたらグッズは買えない
なんだそれ(゚Д゚)
私がサイトをのぞいた当日18時で初日ぶんの申し込みが〆切(・x・)
私が見たの16時ぐらい。あっぶねーー(°д°;;)ギリじゃん!!
でもまあ、なんとかギリギリで間に合ったわけだし初日はともかく3日ぶん申し込めば1回ぐらいはあたるだろうっていうかきっとあたるだろ、と思いながら初日、それから〆切後にはじまった2日めの物販もついでに申し込んで、翌日。
初日ぶんの抽選落ちました(・x・)
2日めも3日めもあるし、と思いつつ、自分は初日も1回観るし、やっぱりペンラはほしいよなあ、って思って、ツイ検索かけたらぼちぼち「代行します」のツイが。
そこで気がついたんですが、
たしか前日確認した時は1会計10点までになってたから誰かにきっと頼めるよね、と思ってたペンラとパンフが。
1限
なんだそれ(゚Д゚)
代行頼める人ほとんどいないんじゃないか?Σ (゚Д゚;)
じつは事前にグッズ通販あったんですが、パンフとペンラに関してはマフラータオル・Tシャツとの抱き合わせセット1万円しかなくて。
マフラータオルはほしかったんだけど、Tシャツいらなかったんですよね(・x・)高いしちゃちい。
今まで公演Tシャツって買ってよかったためしがない(・x・)
逆にマフラータオルはいろいろ今でも使ったりするので、タオルはほしい。
受注らしいので、じゃあペンラとパンフはどうせ会場で買えるし、って思ってタオルだけ買ったんです。
こんなksな物販するって知ってたら手数料だと思ってTシャツごと買ったっつーの!(゚Д゚#)
それでも、事前でペンラとパンフは買ってトレーディングだけ買うので代行できますよーって人がたまーにいて、そういう人のツイートで、ツイート直後のツイートをひたすら検索し続けてさがして検索から失礼しますってリプライ飛ばして。
まる1日TLにはりつくはめになりましたがどうにかパンフ1冊とペンラ2本の代行をお願いできることになりました。
片方のひとには代行費って言われましたが、その代行費というしろものがつまりは手数料とるんだろう、転売同然だろう、ってふうに言われはじめてましたけど、ほんと物販会場って公演会場からクソ遠いんで私自分でいったら絶対タクシーで帰ると思うから物販会場への交通費と思えば500円ぐらい上乗せで払うの高くないっていうかむしろ安いですよ、ええ。
もちろん、転売を容認するわけではないですし、代行の条件に別の公演のチケットの引き取り必須って人もいて、さすがに2500円のペンラ(舞台に興味ない知人に言わせるとペンラ2500円じたいそんなものに2500円とか理解できないそうですがw)のために4800円だか6000円だかのチケット買い取りはしたくないのでそういう人にさすがに声はかけませんでしたが。
そして公演初日=物販も初日。
物販開始から30分ぐらいで、公式が
「ペンライト売り切れました」
というツイートをしました。
は???????????
続いて「次の入荷タイミングがわかりましたらあらためてアナウンスします」
ねえどういうこと。(真顔)
この物販、申込み時は1日を3つに分けた時間帯のどれかに申し込むんですが。
当選すると、それぞれの時間帯をさらに1時間ごとに区切った販売時間が指定されてきてたんですね。
9時~13時の枠に申し込んだ人は、9時からの枠10時からの枠11時からの枠12時からの枠、というように。
で、この最初の1Aつまり1時間めの枠の、しかも最初のほうで、ペンラがなくなったと。
「は????」というリプライが続く中、しばらくしてさらに公式はこうツイートをしました。
「次回のペンライト販売は1Dからになります」
ねえ。ほんとにちょっとまってよ。
そりゃあまあ、抽選でランダムに振り分けられたんだから朝早い時間にいってた人のほうが優先権があるとかではないだろうけど。
それにしても1Aの途中から1Cの人は買えなくて偶然たまたま1Dに振り分けられた人、それもへたしたらやっぱり1Dの最初のほうにいた人だけがペンラ買えるって、あまりにもなんか、不公平感強すぎるでしょ。
でもって、その1Dでの販売もどうせ形だけ補充しました、用意しなかったわけじゃありません、ってポーズにしかならない程度ジャネーノという想像もつくというものです。
そして案の定、1Dでの販売開始直後。
「入荷分のペンライトは完売いたしました」
ほら(・x・)
結局ペンライトはその1日のうちに3回だか4回「入荷」して、すべて瞬殺でした。
私は、非常にラッキーなことに、代行を頼んだ人の片方がたまたま再入荷した回に当選していて、しかもほんとに売り切れ寸前のラスト数本のところで買えた、とのことで無事ペンラを手に入れることができましたが、もうお一人のほうは今度は次の入荷の時間帯とはずれてたので購入できませんということでそちらとはお取り引きはなかったことになりました。
まあ、私あんスタのペンラはこれで3本になったので、友人には1本貸すよ、ということでかんべんしてもらいました。友人も初日の騒ぎを見て呆れてたようでそれでかまわないと言ってくれたので。
さらに言うと、今回トレーディングミニペンライトなるグッズがありまして、これが初日の夕方ごろに「東京公演ぶん完売しました関西公演まで補充はありません」と言い出してさらに大炎上でした。
トレーディンググッズを300種類ぐらい売っておきながらトレーディングスペースを用意せずに「路上でトレーディング行為はおやめください。苦情が増えたら物販じたい中止になるかもしれません」と脅しかけてくるとか、とにかくひどい物販でした。
コンサートで客がペンラ買えないってなに考えてんだよ、ほんと(・x・)
熱かったそして厚かった
と、運営とくに物販運営に対してはほんといーかげんにしろやって気分ではありましたが、かといって悪いのは運営で役者がペンラを数作らなかったことに責任とれるわけでもありません。むかついたからみんなでペンラボイコットしてペンラつけないで抗議しようぜってわけにもいかないわけです。
まあ、そうやってある意味許しちゃうから業者もつけあがるっていうか客を軽んじるんだと思いますが。貴様ちゃんみたいなもんで(貴様ちゃんに関しては「貴様ちゃん」でぐぐればいろいろと炎上の痕跡が見つかると思います)、どんなに炎上したって客は来るのでなんら実効のある抗議にはならんですよね。
公式へのリプライには「もう二度とあんステにかかわらないでください」っていうのもずいぶんありましたけど、言っとくけどぶいぶい怒ってるお嬢ちゃんたち、たぶんマーベラスが興行主じゃなくなったら今の役者は集められないよ?(・x・ 予算とかおつきあいとかいろんな大人の事情とかあるからさ。
名前さえ「あんステ」であれば、現行キャストが総とっかえになってしかも誰も聞いたことがないような掘りたて大根の陳列会場になってもかまわないのかな?
ほんとうに運営に腹が立ってるなら今後マーベラスのチケットを全部不買しないと効かないよ?
推しが舞台に出るのに「マーベラスが気に食わないから」っていう理由で公演チケットを買うの、やめるかい? そしてあなたが(私が)その1枚を買わなかったとしても、マーベラスがよその公演でやらかしたことなんかどうでもいい、あるいは知らなーい(・∀・)なんていう無邪気な別の誰かがそのチケット買うだけで、席は埋まっちゃってたんに自分が意地で観に行かなかった、というだけで終わるんだよね。
以前知人が言っていた「推しを人質にとられてる」という言葉をしみじみと思い出します。
だからまあ、せめて私たちにできることは運営のことなんか忘れて、公演を楽しむことです。
そしてその公演のほうは、ほんっっっっっっとに楽しかったです。
まあ、細かく気になるところはけっこうありましたが(笑)。
えっ全員なの(;・∀・)
まずはオープニング。
なんかいかにもこれからはじまりますよ、的な曲に乗ってTrickstarのメンバーの写真が一人ずつスクリーンに。当然ながらそこで「スバルー!」「ホクトー!」とか声がかかるんですが。
まさかそのあと全8ユニット合計31人が同じようにえんえん映し出されるとは(・x・)
えっまさかこれ31人ぶん全部やるの、って真顔になっちゃって私は途中で声出すのやめましたがみんな律儀に全員ぶん「○○ーー!」って呼んであげてて付き合いよかったよね。
でも31人もいるんですよ。間にユニットのロゴも8つ出るから全部で39コマ。
1コマ10秒ですませたとしても390秒つまり6分半です。
間延びしすぎだろ(・x・)
全員の写真を出し終わってからあらためて声だけで「準備はオッケー?」的な盛り上げがあって、それからようやく本番のオープニングで、Trickstarが1曲歌うあいだに順次各ユニットが登場してポーズ!といういつものパターン。
うん、もうちょっと構成なんとかならんかったか?それ(・x・)
それから、スクリーンに曲名とか歌詞が出るんですが。
けっこう誤字があって気になりました。GrowをGlowって書いてたり「雲り」っていうわけのわからん単語が出てきたり。
ていうかさ、なんでそういうの手打ちしてるの(・x・)
セトリだって歌詞のデータだってどっかしらにあるでしょ。
もらえよ。
そんで流し込めよ(・x・)
なんでそんな素人くさいことやってんの。しかも校正不十分とか阿呆だろう(・x・)
一部の曲でヴォーカルが小さすぎたり、ハモるフレーズでコーラスというか低音のハミングしてるメンバーの声ばっかり目立って主旋律が聞こえないとか、そういう調整が甘いところもけっこう目につきました。
だから結局運営は本番でもけっこう不手際をやらかしてるわけですが。
役者のほうのパフォーマンスは、ほんとに楽しかった!(・∀・)
新キャストとか
今回、夏目雄大くんが黒歴史を掘り起こされて炎上させられたせいで光が、あと野嵜豊くんがどうやら静かに引退?したのか姿を消してしまって弓弦が、それぞれ新キャスト。
さらに紅月と、弓弦を除くfine3人がこの公演で卒業。
新キャストのうち、光が、完全ノーマークだったんですが、出てきてびっくり。
めっっっっっっっっっちゃくちゃかわいい!!!(>ω<)
どっちがより原作の光に近いかというとちょっとふてぶてしい感じのあった夏目くんの光のほうが再現度は高いのかもしれませんが、奥井那我人くんがもう!!! めっっっっっっっっっっちゃかわいい!!!
彼の所属ユニットRa*bitsは「かわいい」をコンセプトにしたユニットなので、そういう意味で彼は完全にハマってました(>ω<)
一方新しい弓弦の渡邉駿輝くんは。
あー・・・・(苦笑)。
公演直前に発売になった舞台オリジナル楽曲のCDがありまして、fineはオリジナル曲が数曲あるので先に声だけは聞いてたんですが。
音程が不安定だとか声がうすべったくてありていにいってへったくそなのはいいとして(いいのかって話ですが、いいんですw)原作のCVにもかなり近かった野崎くんの声とはぜんぜんちがうハイトーン。ねえボク、声がわり・・・もしかして、まだ?(;・∀・)
キャラクターとしてはむしろ非常に大人びて年齢相応の行動のとりかたがわからなくて悩むこともある、という立ち位置だけにちょっと微妙な感じはありました。
ただ、出てきたところを見たら外見の再現度はすばらしい。スタイルはもしかしたら野嵜くんよりいいかもしれない。
野嵜くんは両方そなえてたけどさすがにそうそうあのルックスと声を再現できる役者は見つからなかったんでしょう。とにかく外見だけでも再現できる子を見つけてきたんでしょうね。
まあたしかに、声と外見どっちかしか選べないなら外見が似てるほうが違和感は少なくてすみます。
というか、これだけ外見を再現できる子をよくぞもうひとり見つけてきた(・x・)
歌も踊りも、板の上で少しだけあったお芝居も、まあその。とにかくなんとかギリギリこなすだけって感じではありましたが、その役として芝居するのはじめてで、しかもそれが「コンサート」っていう、役を把握するにも、っていう状況で、しかもどうやら役者としても初舞台らしい。それじゃ無理だよねどう見ても10代半ばっぽいし、そんな子に役に入りきって歌って踊れしかもうまく演技しろとか。
ほんとに見た目とスタイルはパーフェクトだったので次回以降の成長に期待。
アイドルユニットとしてのパフォーマンスのありかた
ほかにもいろいろありました。
卒業する2ユニットは、私はどちらもアプリではべつに好きでも嫌いでもなくてステですごく好きになったユニットで、正直なぜ卒業するのがこの2ユニットなのかと地団駄を踏みたい!小松準弥の蓮巳と星元裕月の桃李!この2つはある意味あんステの宝だったのに!!!(>Д<。)・゚・
まあ、卒業っていうのはこの手のものには、つきものというほどじゃなくてもないことではないらしいし、黙ってキャスト変されるよりは別れを惜しめるだけましと思うべきなんでしょうね。
私はKnightsPなのでもちろんKnightsの曲も全力で楽しみましたよ(>ω<)
スタライなんか見ててもそうなんですが、Knights(とfine)は完全に学院での学生の自分たちとステージ上のアイドルである自分たちを切り替えてるユニットなんですよね。そこが好き。そういう意味では紅月もそういうところありますが、
双子であるというリアル事情を売りにして高校生にもなってお手てをぎゅーーーって握り合ったり曲が終わったとこでぎゅぎゅって抱き合ったりするのをパフォーマンスとして見せる2winkとか、
戦隊ヒーローごっこをいやがる翠とそれをなだめてなんとかパフォーマンスをさせようとする残り4人という構図の、日常やレッスンとなんら変わらない通常営業の流星隊とか、
緊張してまともにMCのできないRa*bitsとか(ふだんはかみかみだけど舞台では噛まないっていうなずなの設定はどこへいった。まあ、この規模のハコに本来なら出られる格のユニットじゃないから、と理論武装すればなんとか許容範囲?)、
舞台の上でも下でもぜんぜんテンションも態度も変わらないスバルのいるTrickstarとか。
それもそれで等身大アイドルということなんでしょうけれど。好みとして、きっちりオンとオフを切り分けてるほうが好き。
UNDEADはしっかりパフォーマンスはしますけど、彼らは逆で日常でも舞台の上とキャラが同じというかw 結局日常状態のまま舞台に立ってるのは同じ。Melody In the Darkのセリフのとことかね、夜闇の魔物を標榜しておいて「弱いものは俺が守る」ってもうすでに存在矛盾だし。
もちろん、アプリや、お芝居の中ではそれでもかまわないと思うし、そうだったからといって板の上の彼らを批判するつもりはまったくないんですが。
翻って、王道ど真ん中正統派「アイドル」のfineは、実際はしてるんでしょうけれど基本的にはファンサをしないというか、むしろ崇拝を一方的に向けられる立場。
そしてKnights。
Knightsはそこのところ、明確に「俺たちは騎士、客席のお姫サマたちのために歌うよ」という立場と態度を全員がきっちりわきまえてその役割を果たしてるんですよね。
そのストイックさというか意識の、今風に言うなら高さ(笑)がかっこよさだし、そこが私は好きなんだなあ、と、スタライ2を見た時にあらためて納得したものでした。
ふだんはゆうくんひとすじでただのヤンデレストーカー、ゆうくん以外は「チョーうざい!」で切り捨てる泉とか、無気力で寝てばっかりいて少しでも楽をすることしか考えてなさげな凛月とか、ふだんは(いや板の上でもそうだけどw)オネエで転校生に対してはお姉ちゃん気分でガールズトークしたがる嵐も、ステージに立ってる時は騎士で、客席の女の子には徹底して「お姫サマ」と呼びかける。
この切り替えがね!!!! いいんですよ!!!!!!!!!
舞台オリジナル曲のKnightsEscortは、どうやってもステでしか聴けないし、きっと歌うと思ってたので聴けて嬉しかったし、とくに初日は凛月の誕生日だったおかげでKnightsのコール&レスポンスが特別だったり影ナレが朔間兄弟だったりで楽しかったな(・∀・)
あと、そう! 朔間兄弟といえば!
アンデというか零の色気がとにかくすごまじい!!!
カメラに向かって(=スクリーンに大写し)の流し目とかマジで死ねるレベル。
アンデの「Melody in the Dark」は非常に客が掛け声を入れやすくて、さらにスクリーンにかけるべき掛け声のあんちょこが出るので毎度Singin’Shineより絶対この曲が一番会場と舞台が一体になって大盛り上がりする曲だと思ってるんですけど、みんなと一緒に「ハイ!」とか叫ぶのめっちゃ楽しい(>ω<)
いやー熱かった\(^o^)/
そして、
厚かった。
ファンサが(>ω<)
風が通った
ファンサというのは(たぶん)2.5次元独特の、演出というか文字通りのファンサービスです。
客席側が「ピースして」とかお願いを書いたうちわを振って、それを演者の側が拾ってピースサインとかハート作ったりとかするファンサービスはアイドルでもあるようですが、2.5のファンサのすごいところは出演者が舞台から降りて通路を練り歩く(笑)ところw
客おりと呼ばれるらしいですが。
通路を移動しながら、手を振ったり通路側の席の客とハイタッチしてくれたり。
もちろん、うちわの「○○して」にもあちこちでこたえてくれます。
推しに間近でウィンクだの投げキッスだのされたら、そら倒れますよね。
と、
思っていたんですが。
もちろん通路際の席というのは、そういうわけでじつは特等席なわけです。
そして今回、私は幸運なことに2公演とも通路でした。
初日のほうは、ほんとうに通路側で、けっこう舞台から飛び降りてはけてったキャストもけっこういて、あと、もちろん最後のほうでの客おりの時はたくさんのキャストがとおっていってくれました。ハイタッチもずいぶんしてくれました。間近で見ると案外上田堪大くんは細身でしゅっとしてるんだなとか、新発見的なものもけっこうありました。
だから、それも十分に楽しいイベントだったんですが。
東京楽公演はブロックの1列め。
通路際だと前から走ってきてぴゅーっと後ろへいなくなっちゃったり、逆に後ろから駆けてきて前へ通り抜けていく後ろ姿が見えるだけのキャストが、もしかしたらほんとに自分の席の前、目の前まできてくれるかもしれない(⁰∀⁰〃)
ただ、一番端のブロックだったので、前まできたらあとは壁にぶつかるだけになっちゃうかもしれないから、角を曲がっていくだけかなー、とも思ってはいました。
それでも、ブロックの最前列なのでやや後ろぎみでも前に人がいないぶん、ステージはすごいよく見えて、べつに不満もないんですが。
いざ客おりがはじまったら、やっぱりみんなくるのはカドまで。
会場にはスタンド席もあって、その一番端の交差点までくると、つまりちょうどスタンドに一番近い位置になるんですよね。
だから、そこまできたキャストはだいたいみんな、上というか斜め上ぐらいに視線を向けて手を振ってました。
それでもかなり間近でキャストが見れるわけなのでそれはそれで眼福ではあるんですが。
なんかこう、ちょっと・・・びみょうに、ね(笑)。
贅沢ではあるんですけれど、キャストの視野を考えると、私らのいるところというのは死角になっていて、そこにキャストはいるけれどキャストはここに私たちがいることは意識してないんだなあ、と思ってしまって、いや贅沢なんだけど!!!! そのどこかでよく見る死角の図で斜線で塗りつぶされてしまう場所にも「ファン」はいるんだけどな!気がついてほしいな!(>_<)という気持ちにちょっとなってました。
ほんのちょっと、視線を下げて、それからあと数歩前へ踏み込んでくれたらいいのに、って。
そしたら。
その空白に飛び込んできたキャストがいたんです。
ハイタッチって、キャストが手のひらを前へ向けて出してて、そこへこっちから手をさわりにいくものなんですが、そうじゃなかった。
あっ!って、思わずそっちへのばした手を、向こうから握って、あるいは手をのばしてハイタッチしてくれたんです(>∀<*)
すぐ目の前に、笑顔が、通り抜けるためじゃなく、きてくれた。
キャラでいうなら、私の推しはいちおう嵐。もちろんそれだけじゃなく、Knightsは基本的に箱で好きだし小松くんの蓮巳とゆづの桃李はキャラとしてというよりはステで大好きになったキャラですが。
私は最近心屋仁之助さんが言い出したところのふーん族の典型で
※スピ系ブログです。正直初見どころかそこそこ読んでる私にもks読みづらいブログなのでご注意を。
もともとそんなにオモテへ噴出させるような熱いパッションの持ち合わせとかありません。だいたい4歩ぐらい後ろさがって、おー、ほー、とかなんとなく思いながら外から見ると無表情に楽しんでるタイプです。
ついでに、50を大きく越えたおばさんです。やっぱり照れみたいなものも大いにあります。
なのに。
そこに彼らがきたときはもう全力で金切り声あげたね(・x・)
桃李ぃーーっ!
泉ぃぃーーーっっっ!!!!
って(・∀・;三;・∀・)
いやー思い返すとすげえ恥ずかしい。
でもね、ほんっっっと嬉しかったんですよ!
別に会場の一番はしっこ、その向こうには壁しかない通路にまで入っていかなくても、すぐ近くまではきてくれてて1メーターぐらいの距離にいるんですよ。スタンドはもとより同じアリーナでもブロックの真ん中あたりにいればこんなにはっきりすぐそこにいる彼らの姿を見ることはできないんだから、ほんとに十分以上にラッキーな場所にいたんですけど。
それでもやっぱり、
そこにもファンがいる
ことを、
わかってるよって
示してくれたアイドルがいた。
その事実が、ほんとうに嬉しかったんです。
今、この文章書きながら思い出して涙出てくるくらいには(・x・)
推しだから嬉しいとかそれほどでもないからそれほどでもないとか、そういうことじゃなく。
非常に大げさな言い方をすると、世界に存在を認められた気分に(自分で書いてても何いってんだと思いますけど)なったんですよね。してもらった、というか。
蛇足ですが桃李が去ったあと、その空間にすっっごくいい香りが残ってて、桃李に握ってもらった手もすっごくいい香りがしました。
これが桃李の香り、って決めてたんですね裕月くん。
あとでブログに写真のってましたが、ミスディオールだったようです。
それにしても大騒ぎしたものだ、とあとからもけっこう思い返しては半分恥ずかしい思いでいたんですけれども。
少しして、ふと、松田誠さんの情熱大陸の録画を見直した時のことです。
松田誠さんというのは舞台プロデューサーで、ミュージカルテニスの王子様、いわゆる「テニミュ」あるいは「ミュ」とだけ呼ばれる、2.5次元のエポックメイキングな作品を仕掛けたかたです。
つまり、このひとがいなければ現在の2.5次元はなかったというかたらしいです。
私もたまたま番宣でこのかたの存在を知ったレベルなんですが。
兄者が中国での乱舞祭でくるくる回るシーンがなんとなく見たくて再生したんですが、客おりをとりあげた場面がありました。
そこで、松田さんが言っていた言葉にあっとなりました。
意訳ですが。
「キャラクターが、舞台の上からそこまできてくれる。
そうすると風が通るんだよね。それがいいんだよ」
うん。
あれは、たしかに風だったと思います。
物理的に空気が動くとか、そういうことじゃなくて。
以前、別のエントリに
作品世界を板の上へ持ってくるのが舞台化、舞台(板の上)を作品世界の中へ持っていくのが2.5次元
と書いたことがありますが、
客おりは、舞台の上にあった作品世界をさらに客席にまで持ってきてしまうものなんですね。
それが、たぶん松田さんの言ってた「風」で、私のテンションを通常ならありえないレベルに跳ね上げたものなんだと思います。
アフターできる仲間のいるうれしみ
年甲斐もなく(笑)大興奮して迎えた終演。
ふだんぼっち鑑賞がデフォのわたしですが、今回は友人と一緒です。
語るぞ!!!!!!!(>ω<)ノ
現地は土地勘あんまりなかったのでお互い帰るのに比較的便利な場所まで移動してから食事兼打ち上げ。あれやこれや、楽しかったよねー小松くんくっっっっっっっっっっっっっっそエロかったね!!!とかゆづいいにおいしたよねーーー(>ω<)とか、とりとめもなく数時間語り合いました。
これも、すっごい楽しかったです。
私、今までこういうふうに公演を楽しんだことってなかったんだなあって、あらためて思ってしまいました。
誰かと公演いったことないわけではないんですが、終わったらさっさと帰るのがわりとふつうでしたし、語るにしても地元戻ってからお茶とか、そんな程度。そもそも終わった時点でこんなふうにひゃっほうヽ(>∀<*)ノってなってたことないし。しかも、それを同じようなテンションの相手ときゃっきゃ盛り上がって語り合うなんて、
まるで中高生の女の子みたいじゃないか(///▽///)
いやーいいもの見たわー若返ったわー、って友人は言ってましたけど、そういう意味でも若返ったのかもしれません(笑)。
えっもしやこれは・・・?(;・∀・)
そして戦いすんで日が暮れてというか夜が明けて数日。
どうも、調子が上がりません。
JudgeOfKnightsのDVD回して、これライビュで観たから生で観たかったなあ、再演してくれないかなあ、って、まあ、JOK再演してほしいっていうのは私まえから思ってることではあるんですが、そう思った時、あ、でもいま再演しても紅月とfineはこのメンバーじゃないんだって気がついて。
なんだか、ものすごく、寂しくなりました。
JOKはもちろんKnightsが主役で、Knightsメンバーは変更はないんですけど(って再演決まってるわけじゃないけどw)、それでも、この円盤を再生して見られるメンバー全員がもう一度集まって板に乗ることはないんだよなって思うとね(´・ω・`)
なんとなくため息をつきたい気持ちになってしまうんです。
結局大千秋楽は、あると思ってたライビュが設定されなくて、そのかわりなのか、応援上映が何回か予定されててそれは1回とってあって。
まあいいか、もう1回は見られるんだし、と思った時に、ふと。
あれ?
と思ったんですよね。
あれ、もしやこれがロスってやつ・・・?(;・∀・)
って。
え?ロス?え???
私が?あんステに???
いやいやいやいやいやいやいやいやwwwwwwwwwww
ないでしょないないないwww(ヾノ・ω・`)
と、一度は思ったんですが。
やっぱりロスなんだろうなあと思います。
だってあんステはまた上演されるっていうかすでにもうスケジュール決まってるレベルで次の舞台が上演されるけど。
今までのメンバーが演じる舞台は、もう二度と観られない。
推しがいるとかいないとか、そういうことじゃなくて。
あの31人(の部分集合)が演じてる舞台。
それが、私が喪ったものなんだな、と、ぼんやり思いながら今日も過去舞台のDVDを回してますw