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【レビュー】シンプルでおいしい こねないパン/藤野幸子

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======= もくじ =======

久しぶりに時短パンの本を読みました。

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待ちすぎた

私は「その本図書館にあります」というChromeエクステンションを使っていて、尼でちょっと気になる本があって地元の図書館にあると、とりあえず予約を入れます。

本は無限に用意してもらえるわけじゃなくて、あるものを確保もしくは順番に回してもらうだけなので、1冊しかなくて30人も40人も貸出希望者がいるとめちゃくちゃ待たされます。

この本もそんな本で、正直、図書館から用意ができましたよってメールがきたとき、「?」ってなりました。頼んだことすっかり忘れてましたね(・・; 最近MEC食にかえてるからパン焼かなくなっちゃったし。

でも、せっかく順番きたし、借りてきました。

第一印象:簡単そう(・∀・)

どの本もそうですが一番最初に基本の生地の作り方が出てます。

この本もセオリーどおり、まず基本の生地が出てきました。

  1. 粉・塩・砂糖・イーストをはかって混ぜ合わせる
  2. 水分を入れる
  3. ざくっとまぜる
  4. 粉けがなくなるまで生地をボウルにこすりつける
  5. 保存容器に入れて冷蔵庫で低温発酵
  6. 分割して成形して焼く

ほうほう(・・)

簡単そうです(・∀・) 強力粉は国産とか水は35度とか言わないし(・∀・)

イースト塩砂糖を全部粉に混ぜちゃうのは、「ほんとはしないほうがいいんだけど初心者にはこのほうが簡単だから」と書いてありましたが、うん、土手つくってイーストと塩砂糖をお互いさわらないようにとか、ハードル高いもんね(・x・)

本を見た時点で「えー(´Д`;) なにこれ(´Д`;)」となる本もたまにありますが、その点ではこの本は問題なし(・∀・)

アレンジもけっこう載ってます。

とはいえ、おっ!(・∀・)と目をひかれるほどのものはあんまりなくて、無難に一般的なバリエがひととおりのってる、って感じ。

作ってみた

とりあえず試さないとね(・∀・)

ということで、さっそく制作。

粉類をはかって

ボウルではかったのは強力粉だけ。

あとは使い捨てのおかずカップ(昔そとで働いててお弁当作ってたときに買って余りまくってるもの)で計量してボウルに入れてます。

混ぜて

本では手で混ぜることになってましたが、そんなことで手を粉だらけにしたくなかったし均一に混ぜるなら手よりこういうものかなってことで小さい泡立て器で。

ほかに、ビニール袋にいっぺんはかってちょっと空気入れてぽんぽん振るのもあり。

水を入れて混ぜて

粉けがなくなるまでボウルのふちにこすりつける

ここがこのメソッドの特徴です。

ほかの時短パンだと粉けがなくなるまで混ぜるだけとかなんですが。

とりあえず、ボウルの内側に粉っぽいものがなくなるまで、へらでかき集めてはこすりつけてみました。

加減がいまいちわかりませんが、「やりすぎてもだめ」と書いてあったのでとりあえずボウルがぴかぴかになったところで終了

保存容器に入れて

これはジプロックの大きいコンテナ。750ml入りだったかな。

本でもこの容器に入れてたので安心して(笑)入れました。

このレシピは粉200g。それでこのくらいの生地になりました。

それにしても粉けはなくなってるけどけっこうべたついてまとまってないけどいいのかねこれで(・x・;

冷蔵庫へ

でも、本の写真もわりとこんなかんじだったので、冷蔵庫へ。

発酵はひと晩、低温でゆっくり発酵なので一週間ぐらいほっといてもよいそうです。

朝6時45分に焼き始めるために20時何分だかに生地つくり開始!みたいな本もありましたが、忘れっぽいしそもそも朝6時になんか起きない人間としてはこういうゆるいほうが助かります。

発酵ができたら

生地を作ったのは午後2時ぐらい。翌日の朝食にしましたが朝ごはんが完成したのが15時半だったのでたぶん15時ちょっと前ぐらいに取り出したんじゃないでしょうか。24時間ぐらいは発酵させたのかな。

しっかりふくらんでます。

それにしてもちょっとべたべたした感じ(・・;

周囲にヘラ入れて空気抜こうとしてもなかなかしぼんでくれません。

分割成形

繰り返しますがだいぶべたついてたのでちょっと多めに打ち粉振って取り出して、かるく全体を何度か折ってざっくり丸めてから分割。

それでもまだだいぶべたべたしてます。

6こぶんってことで半分にしてから3つに。毎度1/3は分けにくい(・x・;

 

全然関係ないですが

こないだ調理台をきれいにしたからこんなロングでも写真がとれるようになりました(・∀・)

うれしいのでちょっと自慢(笑)

前は台がわりのまな板ぶんしかスペースとれなかったからね(;・∀・)

丸めてオーブンへ

取り出した時にも相当粉振ったんですが、切り口がやっぱりべたべたで手にひっつくので、

  1. 分割した生地の切り口含め全体を転がして粉をまぶして
  2. 何度か折って空気を抜いてから
  3. まだはみ出してくるべたべたした生地を中に入れ込むようにして
  4. 丸める

という手順でなんとか形にしました。

丸めても、ちょっと(次のを丸めるくらい)時間をおくと柔らかくてべたべたしてきます。位置を動かそうとしてもぶよぶよしてて動かしにくい(;・∀・)

最後にクープを入れるとあったんですが、うちにあるクープ用じゃない程度の刃物では切れ目が入りません(;・∀・)

キッチンばさみで十字に切れ込みを入れて、なんとか、って感じで入りました。

半分は切れ目にバターの切れ端入れて砂糖をかけてシュガートップにしてオーブンへ。

※うちのはトースターとオーブンの間ぐらいのセミオーブンです。

焼く

温度と焼き時間に関しては本より機械のクセなので、いつものように160度13分・・・焼いたんですが、なまっちろい(;・∀・)

さらに5分余分に焼いて、ようやくこのくらいの色になりました。

レシピによったらきつね色通り越してまっ茶色になってるくらいの焼き時間なんですけど、違うもんですね(笑)

というわけで完成(・∀・)

実食

そんなわけで通常のとシュガートップを1こずつ朝ごはんに。

うんまあ、・・・・パン、だね?

食べられなくはないんですが。

何か・・・なんだろうこれ・・・・なにか・・・・・ちがう・・・・・・。

もきゅもきゅ食べながらもどうにも違和感があって、なんなんだろうなあ、と思ってたんですが。

 

はっΣ (゚Д゚;)

 

そういえばパンの匂いがしない!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

 

ということに思い至りました。

パン、というかイーストの匂いというか?

だいたいの時短パンは発酵させて容器をあけたり、焼いてる途中でパンの香ばしいいい香りがするんです。

その匂いで、

 

うまそー(>ω<)ノ

 

ってなるものなんですが。

このパンは、そういえば「焼けてきた焼けてきた(>ω<)」「うまそー(>ω<)」っていうわくわく感がなかったなあ、って。

つまり、

 

全体に味けない

 

んですね(・x・;

私はあんまり舌がいいほうじゃないので(今は吸ってませんが長年ヘビースモーカーでしたし)粉の味とかあんまりわからないほうだと思うんですけども。

食べられなくはないんだけど、まずくないけど、おいしいとも思わないっていうか、文字どおり、

 

味がない

 

(´・ω・`)

総括

というわけで、食べられないような大失敗ではありませんでしたが成功とはちょっと言えない結果に終わりました。

正直、次の日までとっといてまた朝ごはんにするのが微妙で(1日おくとやっぱり多少は味が落ちるので)強引にその日のうちにちまちま食べて完食にしておきました。

おいしいパンだと朝ごはんのうちにもうひと口あと1こ(๑´ڡ`๑)って食べちゃうことはあるんですが、そういうんじゃなくて、捨てるような失敗じゃないけど残しておくのがいやだからとりあえず胃に入れた、って感じ。

あんまり幸せな食べ方ではなかったですね(・x・;

なんだろう、何がいけなかったのかなあ。

少しして、いつものレシピでパンを作ってみたらやっぱり味けなかったので、イーストが弱くなりつつあったのかもしれません。

 

データ

シンプルでおいしい こねないパン

藤野幸子 (著)

単行本: 128ページ
出版社: ナツメ社 (2016/4/11)
言語: 日本語
ISBN-10: 4816360158
ISBN-13: 978-4816360152
発売日: 2016/4/11

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