======= もくじ =======
これはマジで手間のほとんどかからないパン。
が、究極形かと言われると・・・。
混ぜるだけ
自分で言うのもアレですがなかなかおいしそうじゃありませんか?(・∀・)
吉永麻衣子さんの「ドデカパン」レシピで焼いたパンです。
これは缶詰のコーンをまるっと入れてコーンパンにしたもの。
手順は本当に簡単で、
- 粉と砂糖と塩とイーストをはかってまとめて混ぜる
- 水分をはかる
- 粉に注いで混ぜる
- 冷蔵庫に入れる
これだけです。
ただ、仕込みはこんなふうにすごく簡単なんですが、
焼くときにちょっとクセ(?)があって、
- 大量に粉をふりかけて容器からはがれやすくして
- やっぱり大量に粉を振ったまな板に逆さにして取り出して
- 3つ折りにして
- 焼く
と、手順そのものはそこそこやっぱり簡単ですが、案外散らかるというか、無駄になる粉が多いなあっていう印象。
それから、泡をつぶさないでそっと成形することに成功すると、
けっこう高さが出ます。
うちの、トースターに気もったくらいの大きさのセミオーブンだと、ふくらんだてっぺんが電熱線に接触してそこだけ炭化しました(;・∀・)
これはまあ、うちの場合でかなり特殊なケースだとは思いますが。
ほんとはつぶしちゃいけないんだけどちょっとだけ手でおさえて低めにして焼いてます(笑)
とにかく手間をかけたくない時に便利なパン
著者の吉永麻衣子さんは以前に「スティックパン」というパンの本を出したかたです。
スティックパンは平たくのばして細長く切って焼くパンで、
「それでは物足りない」という声が増えてきて、今回のドデカパンを開発した
と、本のまえがきあたりにありました。
1つ上にも書いたとおり、とにかくレシピは簡単で、時間もかかりません。
最初作ってみてあまりに簡単で真顔になりました(笑)。
ちゃっと作って野菜室入れておけば翌日焼けるので、とっても手軽です。
個人的ポイントである「焼いたあと1~2日同じ味と食感でおいしく食べられるか」もしっかり合格(・∀・)
ただし・・・
いいことばかりではありません。
書影も私の焼いたものもそうですが、
できあがるのは基本的にナマコ型のもの。
「容器から出して時間が経つとだれてしまうので手早く焼く」と本にもあるように、
これ以外の形に成形はあんまりできません。
バリエーションは、水分のかわりにジュースを入れる、
混ぜる時にコーン缶やドライフルーツを混ぜ込む、
3つ折りにする時に真ん中に何かを入れて巻く、
上に何かを乗せる
ぐらいです。あとは切れ目を入れてミルクハースっぽくしたりとか、
ひき肉を冷凍するときみたいにおはしでスジを入れてちぎりやすくするとか、
そういう、中身は一緒だけど見た目だけちょっと変える程度。
それから、
あんまり「パン」っぽくはないかな(・x・)
というのが正直なところです。
パンの一種ではあるんだけど・・・ってなにかこう、含みをもたせちゃう。
ソフトフランス系でもなく、
食感も、もちっとした感じが強くて、しっかりめの蒸しパンとか?
たぶん、イーストというか酵母がちゃんと仕事した感がうすいんだと思います。
製法から考えてある意味当然だし、おいしいんですけどけどね(・・
「パン」かというと、なんか微妙に半歩ずれてるかんじ(;・∀・)
仕込みが手軽なのでたまに作りますが、メインでローテするレシピではないです。
でも、マジですごいかんたんにできるので、一度試してみる価値のあるレシピです。
データ
発売日:2016/03/18
出版社: 新潮社
サイズ:26cm/95p
利用対象:一般
ISBN:978-4-10-339412-9